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「5限目からグラウンドだしそろそろ行くか」
亮介が体育館でみんなに声をかけると、「そーだなー」と言ってボールを片付けて体育館からでる
制服は遊んで若干汗ばんでるしこんなことならジャージに着替えておけばよかったかも
「着替えておけば良かったね」
「確かになーグラウンド集合だしな」
「今度からそうしよう」
体育祭の練習も本格的に始まってきて午後からは全部体育祭の練習だ
運動は苦手だけど授業もなくて楽だから良い
教室に戻るとみんな着替えていた。そういえばロッカーにジャージを置きっぱなしにしていた事を思い出し
「ロッカーにジャージ置いてるから取ってくるね」
と亮介に声をかけてロッカー行く。ロッカーを開けると白色の半袖と、青色のズボンのジャージがぐしゃっと置きっぱなしになっていた
やっぱり・・・絶対汗臭いよな。また母さんに怒られる
怒る姿が安易に想像できてがっくりくる。はーとため息をつきながらジャージを取り出す
・・・ん?
触ったが感触が想像とは違くてべしゃっとしてる。なんか濡れてる?
シャツを触った右手の手のひらを見ると白い不透明の粘稠性のある液体がべっとりしている
・・・なにこれ
頭を殴られたように一瞬思考が停止しまさかと思うがそれは確実に男のそれであり、ショックが全身を貫く
嘘だ
吐き気と嫌悪感が襲われて急いでトイレに逃げ込む
廊下を走るとすれ違う人がこっち見て驚いた表情をしているが、今はそれどころでなく早く手を綺麗にすることに頭がいっぱいだった
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い
トイレの洗面所で思いっきり水を出して洗うけど感覚が取れない。気持ち悪くて自分の右手が汚れているのに綺麗にならない
「嫌だ・・・気持ち悪い、気持ち悪い・・・なんで・・」
左手で擦って石鹸を使って綺麗にしているのに一向に綺麗になった感じがない。誰か知らない人のものを触ったという嫌悪感がはらえない
あまりのショックで涙が溢れる
なんで綺麗にならない
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