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「好きな人・・?そんなの許さない・・ずっと囲ってきたんだ。俺の方がさきに翔太を好きになったのに、なんで後から出てきた奴なんかに・・・」
下を向き手を顔に当てて小声で話す様子に、表情も何を言っているのかも分からない
「どれだけ俺を苦しめるの?・・・翔太のせいでもう壊れそうだよ」
玲はやっと顔を上げるが、苦痛な表情を浮かべている
その姿に、つうっと冷や汗が背中に流れる
俺のせい・・・
「嫌だ・・絶対俺のものにしたい」
獲物を捕らえたような目で見てくる玲に、さらに体が固まる
「どうしたらいう事聞いてくれるの?やっぱり昨日の写真と動画、五十嵐に送ろうか?」
「やめろ!!」
亮介の名前がでてきて、咄嗟に大きな声が出る
あんなの送られたら嫌われる・・・
「必死だね。けど俺のいう事聞かないと本当に送りつけるから」
「俺は玲を信じたのに・・こんなの酷いよ・・」
玲に無理矢理犯された時、もうしないっていう言葉を信じて友達に戻ったのに、今度は脅してくるなんて・・
「酷いのはどっちだよ、翔太も俺の事一人にしたいんだろ?」
「翔太もって・・玲はいつも人気者だろ。一人なのは俺の方だった」
「違う!!・・あんなの意味がない、価値がない。俺には翔太だけなんだよ、なんで分かってくれないの?」
人の事を価値がないなんて言う玲は、いつもと別人だ
それにこんなに俺への執着心を剥き出しにしてくる姿が、欲しい玩具を買ってもらえない子供のようだと思ってしまう
「こんなのおかしい・・」
「何もおかしい所なんてないよ。・・・またあいつの事好きとか言ったら、もう俺なにするか分からないから」
違う・・・こんな事普通好きな人に出来ない
「玲は俺のことなんか好きじゃないんだ」
「好きに決まってるだろ!?俺が一番翔太を愛してるんだよ」
「好きなら、こんな事できない・・・」
「それは翔太が俺の言うこと聞かないから、ただそれだけ。俺のいう事ちゃんと聞けるようになったら、たくさん可愛がってあげるから」
なんでこんなに上からなんだよ・・
もう玲の言っている事の異常さに目眩がしてくる
「それがおかしいって言ってるんだよ」
「・・・そう。今なにを言っても分かってくれなさそうだから、もう体に教え込むしかないよな」
玲はガタッと椅子から立ち上がったと思ったら、俺の腕を強く引いて立ち上がらされる
「いった!」
腕を掴む力が強くて声がでる。驚いてされるがままに腕を引かれる
これはやばいと腕を自分の方に引くが、びくともしない
非力な抵抗も虚しく、リビングのソファに乱暴に押し倒された
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