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来たれ…!王道学園…!!!
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とうとう…とうとうこの日がきたぞ…!!
やっと今日から霞崎へ通うのかぁー…!
昨日の晩、父さんから渡された制服に袖を通す。
なんか仕立ててもらったのはわかるんだが、うとうとしてたから全然記憶にないんだよな。
霞崎の制服は、薄いチェックが入ったズボンに白のシャツ、紺色にエンブレムが小さく施されたネクタイを着用。その上からは学園指定のブレザーかパーカーかカーディガンを着ることになっているようだ。
どれもオシャレすぎないか………??
さすが王道学園…ゴクリ…
まぁ、初日だしここはブレザーが無難だよね。
あとのパーカーとカーディガンは持っていこう!
コンコン
「櫻輝様。朝食のご準備がととのいました。」
お、今日は何かな…?またパンケーキだったら…えへ。
「うん、今行くよ!」
少しテンションが上がりつつ、ダイニングルームへ向かう
「おはよう、父さん、母さん!」
「「おはよう、櫻輝」」
あぁ、しばらくはこの会話もないんだよなぁ…としみじみ思う。
やっぱり、少しは寂しいよね……
よし、気持ち切り替えて朝食にしよう!!
えーと、今日の朝食は…?
「櫻輝、今日はお前の好きなパンケーキにしてもらったぞ。」
父さんが笑顔で言った。
え…うわ、泣ける…
父さん、ありがとう。
僕、腐ライフのために頑張るよ!!
心の中にそれはしまい、
「父さん、ありがとう!!」
と感謝の気持ちを伝え、僕も笑顔で返す。
「「「いただきます。」」」
ふわっふわのパンケーキに頬がとろける。
なんだか、元気が出てきて自然と頑張る気力に繋がりそうだ。食べ物ってすごいなぁ…
なんて考えてたら、もう出る時間。
「櫻輝、次会えるのは夏休みかしら…?あなたは学園で会えるけど、私は会えないなんて…寂しいわ、母さん。」
母さんは寂しそうに言った。
「僕も寂しいよ…でも、また夏休みには成長して帰ってくるから。待っててね!!」
母さんはゆっくりと笑顔で頷いた。
「それじゃあ、父さんは先に出ているよ。今日は櫻輝が来るから、早めに出なくちゃな!」
そう言って父さんは、先に家を出ていった。
僕は自分の部屋に戻り、もう一度足りないものはないか確認する。
「…よし、…準備バッチリ!」
コンコン
丁度準備が終わった時、「出発のお時間です」と呼び出しの声があった。
「しばらくはばいばい、僕の部屋!」
そう言って僕は部屋の扉を閉めて長い廊下を歩いて行った。
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