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1年S組!!!
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カツカツと先生の履く靴の音が廊下に響く。
その背中を追いながら、僕はついて行く。
いやぁー、やっぱ先生が入った瞬間の教室の様子とか…あれだよねぇ笑
きゃー!抱いてー!みたいな?
絶対そう。ここまで王道学園貫いてきたら逆にそこ違ったら変すぎるから笑
「んじゃ、呼んだら入ってきてなー」
いつの間にか教室についていたらしく、先生は先に教室に入っていく。
ガラガラ
「はい、それじゃあ今日は「「「「きゃー!!抱いてー!!!」」」」」
デスヨネー。
うん、期待どうりだ。
チワワちゃんたちは高い声で先生に愛の言葉を送っている。たまに聞こえる野太い声はちょっとスルーすることにしよう。
「お前らうるせぇよ。今日は編入生連れてきたからなー」
先生がそういった途端、みんながざわざわし出す。
『『え、どんな子かな』』
『可愛いかな?(ハアハア)』
『イケメンかなぁー!!』
まって僕はいりにくいじゃないあは。
そんな期待されても僕超普通のやつなんだけど。
(無自覚ということを皆さん忘れずに)
「お前ら1回黙れ!…んじゃ、入っていいぞー」
ふぅ、…よし、いこう!!
カツカツ
「えと、蘭花 櫻輝です!いろいろとわかんないことがあると思うので、教えてくれると…嬉しい…かな!よろしく!!///」
よし、言えた!言えたぞ僕、!!!!頑張ったぞ僕!!
…………………って…あれ??
ちょ、ま、なんでみんなシーンとしてるの?!
あれ、なんか間違えた……?
「「「「「「「「「「っ…///」」」」」」」」」」
『『んぁああああああああ!!!!!』』
『『『くっそかわいいいいいいい』』』
『なにこれ美人だし可愛いし…天使か…』
みんなザワザワしだし、鼻血を出してる人もいれば、鼻息が荒い人もいる。雄叫びが聞こえたり…ちょっとみんなどうしちゃったんだよ。
これあれじゃん、王道転校生みたいな展開じゃん。ちょ、僕は違うから、違うから、違うから!!!
スルーだ、スルー。
先生にスっと目線を向けると、はっとしたように「席はあの眼鏡の隣なと指を指した」
僕はそれに頷き、その席へ行く。
「えと、よろしく!!」
隣の席の人に挨拶をしないとね!礼儀だよね!
「うん、こちらこそよろしく。わからないことがあったら僕に聞いてね。僕は城阪 涼だよ!」
涼君はにっこりと微笑みながら返してくれた
涼君…仲良くなれるといいな…!
「涼君…改めてよろしくね!」
楽しい腐ライフになりそうだ!
…………涼君絶対鬼畜攻め………んふ(((殴
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