アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
父さぁんー!!
-
理事長室に入ると、父さんがこちらに気づいたのかPCから顔を上げる。
「櫻輝、どうしたんだい?そんな汗だくで…」
父さんは本気で心配してくれているようだけど…やっぱ言った方が……いいのかな…?
「父さん、実は………」
うん、やっぱ言わない!なんとなくだけど、…それで海音さんと会えなくなるのは、なんか嫌だ。あんな態度とられたのになんでだろ…でも、…うん、嫌だ。
「やっぱなんでもないー!なんか、改めて考えたらすごくくだらないことだったよ笑」
ちょっと無理があったかな……でも、海音さんともう一度話したいから。だから……言わない。
「そうかい??なんかあったら言うんだぞ。あと、申し訳ないが学校でなにかトラブルがあったときに対処して欲しいんだ。だから……櫻輝には、生徒会に入ってもらう。」
…………ま?
生徒会とかBLの巣窟じゃん!!!!
もちろん喜んでお受け致しますぐふ(((殴
「うん、わかったよ!」
そんなことを思っているのは隠しながら笑顔を貼り付けた。
「生徒会の会長は、櫻輝も知ってる人だから安心してね?きっとびっくりするぞ!」
父さんは無邪気に笑った。んー、僕が知ってる人…か…
それにしても、生徒会楽しみだなぁ!大変そうだけど、BLのため!腐ライフのため!!ふふっ…
「放課後に呼んで教えようと思っていたから丁度よかったよ。早速だけど、放課後に生徒会室へ行ってきてくれ。みんなには説明しておく。」
父さんの手間が省けたのなら万々歳だ。
まさか役に立つとは…笑
放課後、また真尋先輩に会えるのかー
他の生徒会の人達は、どんな人なんだろ?
やっぱり王道貫くかなぁ?ニタニタ((((殴
「ん"ん"っ"わかった!放課後生徒会室へ行ってくるね。ところで、僕が知ってる人が会長…って誰のこと??」
やっぱ気になるよね、うんうん。
「なんで咳払いしているんだ?まぁまぁ、それは会ってからのお楽しみさ。安心すると思うぞ。」
そう言って、父さんは結局教えてくれなかった。
ま、放課後わるし、いっか!
楽しみだなぁー…
ここでフラグが建っていたなんて櫻輝は思いもしなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 36