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二人で廊下を歩いていると春臣が口を開いた。
春臣『下の名前何。』
鈴華『下の名前?』
春臣『そう、名字は担任が呼んでたから。』
鈴華『あぁ…鈴華。』
すると興味無さそうに答えられた。
春臣『ふーん。』
何ですかこの人!聞いといてふーんって!!
でも、無言も嫌だし…
気を取り直して質問してみることにした。
鈴華『瀬古は何で転校して来たの?』
そう聞くと少し瀬古の眉間にシワが寄った。
春臣『春臣でいいし、大した理由じゃない。』
え、そっちが嫌だったの?
鈴華『じゃあ臣って呼ぶ。』
春臣じゃ、なんか堅苦しいしね。
すると不思議な顔をされた。
…無表情に近いけど。
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