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それから暫くして、冷たい風が頬を撫でた。
鈴華『ん…あ。』
目を開けると、自分の横に座って黄昏ている春臣。
春臣『起きたか。』
鈴華『ごめっ、寝ちゃってた。』
ってなんで俺が謝っているの?!
春臣『初日からサボっちまった。』
は?!
鈴華『え?!授業始まっちゃってるの…?』
春臣『あぁ、6限目。』
嘘っ?!
どんだけ寝てたんだよ…?
鈴華『そんなに寝てたのか、俺。』
春臣『俺は5限目で起きた。』
鈴華『っはは…ふふ笑』
ドヤ顔で言うもんだから笑ってしまった。
春臣『お互いよく寝れたからいいだろ。』
お互い?
鈴華『俺は疲れてないよ。
臣は疲れが溜まってそうだったけど、忙しいの?』
春臣『俺?何でだ。』
鈴華『隈出来てたし。』
すると少し驚いた顔をしていた。
春臣『…そうか。』
鈴華『うん、こうなったら最後までサボろ。お昼お昼ー。』
それからお昼を食べ始めた。
本来はそのために来たんだけどな…笑
そう思いながら、チラッと春臣を見てみる。
…何か食べててもイケメンだな。
あ、そういえばさっきよりも心なしかシャキッとしてるように見えた。
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