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寂しそうな先生を見ているのは何故か辛くて。
慎『きっと、先生のお父さんも凄くこの車が似合っていたんだろうなぁ。』
穂澄『も?』
慎『うん、先生黒のセダン似合う。』
穂澄『何だよそれ笑…まぁ、さんきゅ。』
笑っている先生は、先程までの寂しい顔はしていなかった。
良かった…。
慎『後さー。』
穂澄『ん?』
慎『俺なんかが助手席乗ってよかったの?』
穂澄『何で?』
慎『いや、ほら…恋人とか…。』
車の、それも高級車の助手席に乗れるのって恋人とか愛人だよね…?
穂澄『はぁ?恋人何ていねーよ。
まぁ助手席というか、車に人を乗せたのは初めてだけどな。』
慎『え?!なんでなんで?』
穂澄『何となく嫌だった。
でもお前は何か、嫌じゃなかったんだよ。』
慎『そう、なんだ…何でだろうね。』
何この人恥ずかしいことサラッと…
うわぁ今絶対顔赤い!
そして先生は、
運転中なのに俺の顔をのぞき込んで…
穂澄『かーわいい。』
ニヤッとそう言って前を向いた。
先生は一体俺をどうしたいわけ?
心臓を止めたいの?俺を殺す気?
俺も何恥ずかしがってんだよ…。
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