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ふと目を覚ますと目の前には、ふわりとした髪の毛があった。
どうやら春臣は俺の腰に抱きついているみたいで。
なんと言うか凄く可愛い。
しばらく様子を見ていると、もぞもぞと起きそうだった。
春臣『ん…』
鈴華『おみ…?』
名前を呼ぶと起きたばかりの虚ろな目で俺を見上げる。
俺の腰から離れ、同じ目線まで登ってきたと思うと顔が近づいてくる。
鈴華『ぇっ、…ぁ…』
キスされる…と期待して見つめてみたが、鼻がくっつきそうになるくらいまで近寄ると顔が離れていった。
春臣『おはよ。』
どうやら覚醒したみたいだ。
…また、キスしてくれなかった。
鈴華『…おはよ。』
何か寂しくて掛け布団を手繰り寄せて反対を向いた。
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