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お風呂から出ると、慎が温かいタオルを渡してきた。
慎『水分とったら瞼に乗せて目を休めて?
それで少しはマシになると思うから。』
泣き腫らした目のことだろう。
鈴華『ありがとう。』
俺がそれを受け取ると、お風呂借りるねと浴室に入っていった。
言われた通り冷蔵庫まで行く。
中から水の入ったペットボトルを取り、の蓋を開けて冷たい水を喉に流し込んで。
ソファーに腰をかけて目にタオルを載せてぼうっとした。
ぼうっと、とは言っても考えるのは春臣の事だけ。
どうして嫌われたのただ一択なのに、悩む必要があるのだろうか。
もうどうしようもない事なのに。
考えれば考えるほど、その考えが頭を埋めつくした。
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