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噂の彼女
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レン「ハルキー!また俺を置いていきやがったな!」
後ろから肩を組んでくるレン。いつもと変わらないはずなのに…
ビクッ
レン「あれ?今ビクって……っておい!ハルキ?ハールーキ」
ハルキ「う、うるせぇ!触んな変態!」
俺はレンの腕を振りほどいて教室まで走った。
なんなんだよ…俺の体、勝手にビクッて…
あーもう忘れよう。
サトル「ハルキおはよ!」
ハルキ「おはよう。もしかしてカズマは…」
サトル「松村先生のとこだよ。ホント2人ラブラブで羨ましいよねー。」
俺の事をキラキラした目で見てくるサトル。
本当に羨ましいのだろう。そう言えば、サトルのそういう話聞いたことなかったな……。
ハルキ「そう言うサトルは、その…彼女?とかいねぇの?」
そう言うと、サトルは途端に顔を真っ赤にした。
なんだ。よっぽど好きな彼女がいるんじゃん。
サトル「いるよ。社会人なんだ…//」
へぇー。サトルって年上の女の人が好きだったんだ。でもなんか納得だな。サトルはかわいい系だから、大人な女性に愛されてそうだし。
サトル「マサトさんって言うの…///」
前言撤回…
お前もか…
サトル「あ、カズマ帰って来た!おかえり~」
教室に入ってきたカズマの、いつもクールな顔が真っ赤に火照っていて、……ちょっとだけ可愛かった。
カズマ「ごめん。今日も一緒に帰れない。」
サトル「松村先生でしょ?分かってるって!ね?ハルキ!」
ハルキ「あ、あぁ。」
放課後。
サトルと一緒に家までの道を歩いていた。
すると、前からスーツの男が歩いてきたが、俺達の顔を交互に見ると、急に向きを変えて歩き出した。
サトル「ハルキ、ちょっと待ってて。」
サトルは俺にそう言うと急に走り出して、スーツの男の腕を掴んだ。
男はビクリと肩を揺らし、サトルを見た。
というか見下ろした。
サトル「マサトさん。ここで何やってんの?」
マサト…さん?
マサトさん!!この人がサトルのか、か、か、彼女?!
マサト「サトルくんが…見えたから来てみたけど…友達といたし…」
サトル「それでヤキモチ妬いちゃったんだ?」
マサト「う、ん…。」
サトル「ふふ。可愛い。マサトさんのそういう所、僕好きだよ?ほら、おいで?」
サトルが両手を広げると、そこにサトルより大きいマサトさんが収まった。
そして、キスをした。それも濃厚なやつ。
サトル「んっ…」
マサト「はぁ…んんっ…チュッ…ん」
おいおいおいおい道端で何してんだよ。
男同士でそんな濃厚なやつ…。てゆうか、これサトルが主導権握ってねぇか?俺のイメージじゃ逆だったんだが…。
やば、想像したら余計にっ…
目の前で繰り広げられるキスの音と二人の表情に、段々と下半身が熱を持ち始める。
レン「人のキス見て、勃つなんて変態だなハルキ」
突然後ろから囁かれた声に俺はビクリと肩を揺らした。
ハルキ「お、お前何でここにっ!」
レン「家隣だろ?忘れたのか?」
レンに気付いたサトルは、目を見開きマサトさんから離れてこちらに向き直った。
サトル「こ、こんにちは会長…。」
レン「サトル君だね?いつもハルキと一緒にいる。あ、どうぞ続けてもらって構わないよ。ハルキもらって帰っていいかな?」ニコッ
サトル「も、もちろんです!好きにしてください!」
何言い出すんだサトル!!
こいつはそういう言葉をいいようにしか使わないんだ!!誤解を招くような言い方だけは避けてくれ!!
ハルキ「サトル!ってうわっちょ、持ち上げんな!下ろせ!!サトル助けてー!」
サトル「ごゆっくり。ハルキまた明日ね!」
レンが俺を肩にかつぎあげると、サトルは俺のネクタイをスルリと解き、両腕を縛った。そして満面の笑みで俺たちを見送った。
え、ちょ。
ハルキ「裏切り者ー!!離せよ変態!ホモ野郎!!」
しばらく暴れていたのだが、しびれを切らしたレンが放った一言で俺は抵抗できなくなった。
レン「大人しくしてないとここで犯すぞ」
ハルキ「ひぃ!」
俺はレンの部屋に連れ込まれた。
家はしんと静まり返っている。家族は留守らしい。
レンにはそっくりな二個下(高1)の弟がいる。
いつもこの兄弟には世話をやかされるのだが、今ではひとり相手するのに一苦労だ。だから、弟が帰っていないだけまだマシと言うべきだろうか。
ベッドに下ろされると、すぐに上に覆いかぶさってくるコイツ。縛られた腕を簡単に頭の上で押さえつけられ、また俺は動けなくなった。
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