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お泊まり避難
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サトル「ハルキ大丈夫?何かあったの?購買で買えた?」
ハルキ「何も聞かないでくれ……」
サトル「そっかあ。やっぱりお昼の購買戦争はハルキでもなかなか手強いか…。まぁいいや、食堂でなにか買って食べよ?」
今はサトルの無邪気な笑顔にさえ、変な罪悪感を感じてしまう。あ、そうだ!!
ハルキ「サトル!今日家に泊めてくれない?」
サトル「今日?いいけど。突然どうしたの?」
ハルキ「サトルやカズマに彼氏?彼女?がいること知ったわけじゃん?俺。恋バナとか聞いてみたいなぁって思ってさ!ここじゃあ話しにくいこともあると思うし!」
サトル「そうだね。カズマも誘って3人で語り明かそう!」
ハルキ「おーう!!」
よっしゃ。これで、レンからひとまず逃げられる。
今夜は安心して眠れるぞ!!
カズマも誘って3人でサトルの家にお邪魔した。
サトルは一人暮らしをしてるって聞いてたけど……
マサト「こんにちは。いらっしゃい」
サトル「マサトさんただいま~!」
玄関を開けるとそこには、エプロンをつけたマサトさんがいた。サトルは靴を脱ぎ捨てると、マサトさんに抱きついた。
改めて見ると、やっぱ綺麗な人だなぁ…レンとは違うかっこよさと言うか……。いやいや!何考えてんだ俺!レンは今関係ねぇっつの!
マサト「サ、サトルくんっ// ふ、2人ともあがって?」
ハルキ/カズマ「「お邪魔しま~す」」
晩ご飯はマサトさんが作ってくれていた。
どれも美味しそうなものばかり…。
俺達はすぐに夕食にがっついた。
サトル「マサトさんのエプロン姿すっごく可愛いね!僕惚れ直しちゃった!」
マサト「そ、そうかな…//」
思ったけど、家ついてからサトルずっとこんな感じでデレてんなぁ。よっぽど好きなんだな…マサトさんの事。なんか……こんなに好き同士なら、男同士でも……いいんじゃないかって思ってくるな。
サトル「次は2人きりの時、裸エプロンしてよ。いいでしょ?」
マサト「…う、うん///」
ご飯中にする話じゃねぇだろそれ!危ねぇー味噌汁吹き出しそうになったぜ…。
てか何ちょっと俺反応してんだよ!!
確かに今のマサトさんめっちゃ可愛いとか思ったけど!
てかカズマはなんでそんな平然としてられんだ?!
カズマ「ごちそうさまでした。美味しかったです。」
ハルキ「俺もごちそうさまでした!マサトさん料理上手なんですね!」
マサト「そう言ってくれると嬉しいよ。お風呂この人数だと時間かかっちゃうから、みんなで近くの銭湯行こっか。」
というわけで俺達はみんなで銭湯に来た。
久しぶりの大きい風呂はやっぱり最高だなぁー。
4人並んで風呂に入れるって、なんかいいな。
裸の付き合いっつーか。
サトル「僕頭洗ってくる!」
カズマ「俺も」
2人が頭を洗いに行っている間、俺はマサトさんと2人になった。
マサト「この前は目の前で突然キスしてごめんね?」
ハルキ「あ、いえ。少しびっくりしただけで…」
マサトさんはまっすぐ前を向いたまま、視線だけを下に落としながらゆっくりと話した。
マサト「俺、嫉妬深くってさ…。いい歳した大人なのにね。………嫌われたりしないかなっていつも不安になるんだ。」
あんなにラブラブなのに不安に感じることがあるんだ…。確かに……マサトさんは見た感じ25歳くらいか…俺らよりは確実に5個は上だ。
ハルキ「何でですか?サトルはたぶん死ぬほどマサトさんが好きですよ。」
マサト「そうだったら嬉しいな……。ハルキくんは彼氏いる?」
ハルキ「えっ、いや、そんな、そんなのいませんよ。」
俺がそう答えると、マサトさんは笑った。
マサト「ハハハ笑 でももしそういう人ができたら、ちゃんと気持ちを伝えなきゃダメだよ。俺も気持ち伝える大切さをサトルくんから教えてもらったおかげで今があるんだから。」
ハルキ「は、い……。」
マサトさんの言葉が妙に胸に刺さった。
気持ちを伝えなきゃダメ…。
レン「ハルキ…俺のこと、好きって言って…」
レン「ハルキ……好きだよ。」
レンは何度も俺に気持ちを伝えてくれた。なのに俺はそれに対して一度も返事してない。
でもそれは、レンが俺の心の中を無理やり引っ掻き回すから……。
銭湯から帰った俺達はみんな布団に入った。
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