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特別 R18
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あの後、俺は生徒会長室に連れて行かれた。
扉一枚隔てた向こうでは、まだヤっているのだろうか……。
ぼんやりした頭で考えることなんて…それくらいだ。
あ、れ……生徒会長室にベッドなんてあったっけ……
昨日までなかったはずのものが今は確かにある。
何故だ。
レン「このベッドは特別にハルキのために用意した。お前がここにいる間だけでも休めるようにな。」
優しいことを言って、それはあくまで建前だろう。本当の目的は一つに決まっている。
俺をベッドに寝かせると、何故か何もせずに隣に並んで横になった。
何も………しない……。
変だ…。こいつと2人きりの部屋で…しかもベッドの上なのに…何も…。
安心すると、俺は強い眠気に襲われた。
俺の体にフィットする柔らかいベッド。こんなの横になればすぐに眠ってしまう。
しかし、考えれば最近しっかり眠ったのがいつだったかよく覚えていない。
目を閉じてすぐに、俺は眠りに落ちた。
あぁ…温かい…
まるで誰かに抱きしめられてるみたいに…
ハルキ「ん……」
レン「……このベッド気に入った?」
ハルキ「あぁ……」
後ろから抱きしめられる感覚はレンか……
今はそれすらも心地いい。
そうだ…眠ってたんだな…俺……。
レン「よく寝てたな…毎日、体辛くはないか?」
ハルキ「あぁ。…今んとこな」
レン「そうか…良かった……」
いつも俺の反応見て楽しんでるだけかと思ってたけど、こいつも少しは俺のこと心配してくれてんだな…。
ちょっとだけ見直した。
レン「さっき、みんな帰っていったよ。……俺達もそろそろ帰るか?それとももう少しだけここにいる?」
ハルキ「……もう少しだけここにいる」
肌に触れるシーツの感触やベッドのやわらかさに触れて、のんびりしたい。
部屋の中には薄暗くなってきている夕日が差し込んでいて、それももう沈んでしまいそう。
俺どれくらい眠ってたのかな……
あ〜。それより、明日あいつらにどんな顔して会えばいいんだろ…。
俺も俺だけど、あいつらもあいつらだよな…。
レン「もう少し寝るか?寝るなら、この前みたいに俺の上で寝ろよ。あれ結構気に入ったんだよな。ハルキとくっつけるし」
ハルキ「い、嫌だ…俺はお前なんかとくっつきたくねぇ!」
そう言いながらも、後ろから抱きしめられてるからくっついてるんだけどな…。
レン「まぁまぁそう言わず。よいしょっと」
ハルキ「ひゃうっんんっ」
レンが俺の体を持ち上げた瞬間、下半身に嫌な感覚を覚え、サッと血の気が引いて青ざめた。
い、今、股の間で…ドロォって………。
レン「だってハルキが寝てるから~」
ハルキ「毎回毎回入れたまんまにすんな!!抜け!バカ!!」
こうして、また一悶着あった俺とレンは結局夜まで家に帰らなかった。
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