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撮影が明日に迫った今日、サトルがみんなを生徒会室に集めた。というのも、それぞれの衣装を選んでくれたという。その知らせを聞いて、俺は不安しかなかった。
サトル「お待たせしました~!」
いつにも増して笑顔のサトル。
そりゃあ趣味のコスプレ衣装をこんなに大体的に広げてるわけだから嬉しいだろうな。
机に並べられたのは様々な衣装達。
一つ目は王子様の衣装。これは女子受けしそうだ。それぞれイメージにあったカラーや形の、まさに定番でキラキラしたヤツ。
二つ目は執事の衣装。黒い燕尾服に白いシャツ、リボンやネクタイがついており、その他にも小道具がいろいろ。これもまぁ定番だろう。
三つ目は和服。これも日本人なら嫌いな人はいないだろう。刀やハチマキが付属品としてある。男としては燃える衣装だ。
そんな感じで、他にあともう何着かのパターンが並べられた。俺の感じていた不安は何も無かったみたいだ。サトルも流石にこんな時まで自分の趣味を持ち込まないか。
サトル「これが今回の衣装です。で、これがそれぞれ頼まれたものです!!」
サトルはさっきの衣装とは別に、衣装を取り出した。
んなっ!!
4本の紐!!
取り出したのは紐だけじゃなく、カチューシャや尻尾付きの虎にスケスケのメイドに超絶ミニスカートナースに布の面積が極端に少ないチアリーダーの衣装だった。しかも全部際どいっ!!
ハルキ「こ、これはどういう…こんなの誰がいつ着るんだよ……」
サトル「ハルキが虎で、マサトさん学校メイド、シンくんがナースで、カズマがチアリーダーだよ!」
いや。だよ!………じゃねーんだよ。
こんなもん着れるかっ!!
つーか紐が一番謎だ!!そもそもコスプレでもねぇし!
そんな中、一番に声を上げたのはシンだった。
シン「はぁ?!俺頼んでねぇし!」
アヤト「僕が頼んだんだよ黒瀬くん。じゃ、僕と一緒に保健室行こうか~。」
シンは佐々木先生に引きずられて一番にこの部屋を出ていってしまった。
カズマ「俺の分もあんの…」
リュウヤ「お前腰細せぇから似合うだろうと思ってな。俺が選んでやったんだ。」
カズマ「そうですか……//」
カズマはどこか嬉しそうにしてる。
でも俺は……
ハルキ「こんなの着れるかっ…てかなんで虎なんだ?」
1度コスプレでは痛い目に遭ってる。
もうコスプレはしないって決めたんだ。
着ないったら着ない。
レン「お前は猫より凶暴だろ。虎の方が似合ってる。それに、猫より虎を組み敷いて、啼かせて、よがらせた方が楽しいに決まってるだろ?なぁハルキ。まぁこれは一度着て見て決めるから安心して。それぞれ衣装着てみてチェックしましょうか。明日にはどれを着て、どれを着ないか、各自で決めてきてください。では解散。」
レンはそう言うと、俺を肩に担ぎ上げて家に直行した。そして、下ろされたのは例のあの部屋のベッドの上だった。
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