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恋人 R18
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俺は3ヶ月ぶりにレンの家にいた。
俺とレンは一言も話さないまま風呂に入って、リビングのソファーに腰掛けた。
テレビの音が全く耳に入ってこない。
どうしよう。何を話そう。
気まずい空気の中で、チラリとレンを見た。
レンは前を向いたまま、何を考えているのかわからない。
俺は膝を抱えて座り、そこに顎を載せる。
沈黙を破ったのはレンの方だった。
レン「体……平気か?」
ハルキ「お、おぅ…」
気まずい。会話が続かない。
ハルキ「レン………なんか…久しぶりだな。ハハハ笑」
レン「ハルキ………?お前…顔赤いぞ?」
ハルキ「顔?………うっ…………な、にこれっ……熱っ…」
レン「薬でも盛られたか?パーティーの後にでもお前を抱くつもりだったんだろう。」
そうか…あの時塗られた薬…
こんな時間差でっ…?!
息が苦しい…喉が焼けるようだっ!!
突然体の奥が焼けるような感覚がして、俺は体を抱えて床に倒れ込んだ。目の前が真っ白になり、何が起こっているのか理解できないまま、得体の知れない熱に犯されている俺を、レンはすぐに抱き上げてベッドに運んだ。
レン「とにかく水を飲めハルキ」
ハルキ「はぁぅっ…ック……ァァっ…熱っ…熱い!!」
レンの声が届かないくらいに俺は悶え苦しんでいた。コップを持つこともできず、体を抱えて震えることしか出来ない。そんな俺の様子を見て、レンは水を口に含み、口移しで俺に飲ませた。
ハルキ「レンっ……レ、ンっ……早くっ……早く抱いてくれ!!早くっ…熱い……俺っ…死ぬ!!」
レンは急いで、しかし優しく俺を脱がせて、足を開かせた。
レン「入れるぞ」
ハルキ「ァァああっっんんんーっ//……もっと…奥…奥が熱いんだ!!…何とか、してくれっ…熱いぃ…っっンンッ」
レン「お前の中っ……熱過ぎっ……締め付けすぎだっ…力を抜け!!」
レンは俺を抱き抱えて激しく奥を貫いた。
俺も気がつけば自分で腰を振っていた。
レンは俺に何度も何度も口付ける。
俺、あの人に与えられる快感と愛に流されて、レンがくれた俺への愛情を忘れてしまっていたんだ。
レンとのセックスがこんなにも気持ちいいなんて…
俺も夢中でレンに唇を寄せる。
レン「…チュ…チュ……クチュ……」
ハルキ「ンンッ…チュ……クチュ…ぁンン……も…イくっ…チュ……ンンンんーーーっっ///」
ビュルルルル……
ドクドクドクッ
俺が果てるのと同時に、レンも俺の中で果てた。
ぐったりとした俺を抱きしめて彼は言った。
レン「もう……お前を離さないから………。愛してる…ハルキ…」
ハルキ「俺…も……愛してる……」
レン「理事長と結婚しても、俺は必ずお前を奪いに行くから…」
ハルキ「レンっ………俺………お前が、いい……。」
レン「ハルキ………。でも、婚約破棄をするなら理事長も破棄を認めなれば成立しない……。本当は俺と婚約してほしい。」
ハルキ「………うん。」
レンはベッドサイドの引き出しから手のひらサイズの箱を取り出した。そして、それを開いて俺に見せた。
レン「俺と、結婚してください。」
差し出された箱の中には、大きなリングと小さなリングがひとつずつ入っていた。ハヤトさんがくれたリングに比べればシンプルなものだったが、学生が買ったと言えばすごく立派なものだった。
ハルキ「……うん。レンこそ…俺でいいのかよ…」
レン「お前以外に誰がいるって言うんだ。何年お前を好きだったか…」
レンはリングを箱から取り出すと、1つを俺の手に握らせ、もう1つを自らの手に持った。
俺はレンの左手をとって、薬指にそっと指輪をはめた。
レンはまだ勃ち上がったままの俺の前を握ると、そこにゆっくりともう一方のリングをはめ込んだ。
俺のそこには、2つの輝くリングがはめられている。1つはダイヤモンドがたくさん埋め込まれたもの。もう1つは内側にレンの名前が入った飾りのないシンプルなもの。
ハルキ「ハヤトさんの……抜かないの?」
レン「何言ってるんだ。これは婚約破棄成立まで外せない。知らないのか?それに……………お前は……理事長の事、好きなんだろ?」
ハルキ「え……」
何故かドキッと心臓がはねた。
まるでそうだと体が言っているように……。
確かに俺は理事長を好きになってた。
愛していた。
もういっそ、あの人のものになってもいいと……
しかし、レンが迎えに来てくれた。
レンの優しさに触れてしまった。
せっかく忘れていたのに……
ハルキ「………ごめっ…泣……俺…どっちも……好き…泣」
レン「………選ぶのはハルキだ。もしあの人を選んでも、俺はお前を責めたりしない。でもこれだけは覚えておけ。何年かかっても、必ず全部を奪って俺のものにしてやる……。」
俺は泣きながらレンに腕を回して、お互いに抱きしめあった。
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