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18歳以上ですか?
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誰と
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レン「で、誰にするんだよ」
ハヤト「そろそろ決めてくれないと僕らもキツいんだけどなぁ汗」
サイード「婚礼の儀を邪魔されて私は機嫌が悪い。早く決めろ。」
ベッドに座っている俺は、3方向から問いただされている。
そ、そんなこと言われても俺はっ……別に誰かに特別な思い入れがある訳でもないし…
なんなら………全員好き……
いや…き、嫌いだし!!///
正直言って、レンの事はかなり前から好きだったと思う。それは今も変わらないけど……
ハヤトさんが俺に向ける笑顔が好きで、辛い時に思い出すのはあの優しい笑顔だ…
サイードは昨日出会ったところだけれど、一目見た瞬間に心を奪われたのは事実で、夜の方も相性がいい気がする。
ハルキ「お、俺は……」
ハルキ「タハにする!」
レン「はぁ?!」
ハヤト「あの子?!」
サイード「何だと」
3人とも一斉にタハがいるであろう扉の方を向いた。
ハルキ「タ、タハは優しいし、綺麗だし、俺に変な事しないし!!それに純情だし!!」
俺はベッドから降りると、扉まで走っていき、控えていたタハに抱きついた。
ハルキ「タハ〜大好きだぞ!」
タハ「ハ、ハルキ様っ?!」
慌てたように顔を真っ赤にして体をふるふると震わせる。ほら、こんなに純情な気持ち、お前達3人にはないだろ。
サイード「タハ。」
タハ「は、はい!!…申し訳ございません。ハルキ様。僕はサイード様のものなのです。だから……」
だから無理だって?!
サイード〜っっ!!
キッと睨み返しても、満足そうにニヤリと笑うだけ。
レン「まぁいい。決着はハルキが18歳になる日につけるぞ。」
ハルキ「はぁ?!なんで!」
ハヤト「18歳の誕生日、必ず迎えに行くよ。」
サイード「18で結婚とは遅い…。だが仕方あるまい。18になればすぐ私の妃となるのだ。」
決着はつくこともなく、三人は一旦引き下がることにしたようだ。
俺はほっと胸をなでおろした。
これでとりあえずは落ち着くだろう。
しかし、これからが波乱の幕開けだったのだ。
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