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もう一度。
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あれから数日たった。
ユウトさんや他の人とも連絡を取っていたアプリは全部消して連絡は断ち切っていたし、あれ以来あのホテル街にも行ってない。
ただ一つ気になるのは…あの人の事。
「……あ〜っ!何なんだあの人!」
学校から帰り部屋に着くなりぐしゃぐしゃと頭を抱えてベッドにダイブする。
あの顔で、言う事やる事かっこよくて、…あんなキスされて、気にするなって方が無理だろ…
『未成年がこんな所きちゃダメだよ?』
そう言ったくせに。
「…また会いたいなんて思わせるような事すんなよ…」
小さく呟いた言葉をぎゅっと押しつぶす。
…ダメだ、俺おかしい。
自分で言うのもなんだけど想像力がやばいというか、変態くさいと思う。
だってあの人の事思い出して想像するだけで、息が上がって変な気持ちになってしまうから。
「…はぁ…っん…、く、そ…」
一度熱を持ってしまったらもう処理するしかなくてぎゅっと身体を丸めて自分のに手を伸ばす。
先走りで溢れてるそれをきゅっと手で包んで漏れそうになる声を枕に押し付けて我慢する。
「っ、…ッう、ぁあ…」
頭の中で想像してるだけなのに
なんで俺こんな、感じて…っ
「んん…っ、ぁ!出、る…っ、ぅう、ああ!」
かすれた声が喉奥から切なそうに漏れてそれと同時に白濁が溢れる。
射精した気だるい感覚に息を整えながら、俺の決心はたった数日で崩れていた。
違う、セックスしたい訳じゃなくて
ただもう一度会って、ちゃんと話したいんだ。
自分に言い聞かせながら。
俺はその日の夜またあそこに行くことを選んだ。
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