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つーか…てことは…
「自分だって未成年じゃん!!!」
「おわっ?!え、どうしたの和」
「びっくりした…いきなり大声出さないでよ…」
ハッと口を押さえる。
やべ、ここ教室だった。
ただでさえ玖音がいて目立ってるというのに更に注目を浴びて恥ずかしくなる。
玖音は耐えきれない、と言った感じで肩を震わせて笑っていた。
笑い事じゃないだろ…!
「とりあえずさ、外出ようよ和くん」
「っ、っ…!」
俺がこういう反応をするのもお見通しだったらしく、当の本人は楽しそうに笑う。
腑に落ちなかったけど教室で話せるような内容でもなかったからそのまま大人しく付いていく。
「この辺でいいかな」
「…どういうこと」
人気のない旧校舎の階段裏に連れてこられて、さてと、と言った感じで俺に向き合う。
俺がむすっとしてるのとは対照的に余裕そうに微笑むのがなんか腹立つ…
「店で見た時から若いなとは思ってたけど、まさか同じ学校の人だとは思わなかったな」
「…最初からわかってて…っ」
「まさか。僕学校ほとんど来てないし、別クラスだし知らなかったよ」
あんな所に学生証なんか持ってきたらダメでしょ、と言われてぐっと押し黙る…
確かに俺の落ち度だけど…まさかこんな近くにあんな所にいる学生がいるなんて思ってないし…
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