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切なくて切なくて、喉の奥から漏れた声は自分のものと思えない程、とんでもない甘い声をしていた。
快楽に溺れて濡れた、やらしい声。
「あ…っ」
自分の声に、言ってしまった事に恥ずかしくなって顔を押さえる。
(やばい、今絶対変な顔をしてる…)
恥ずかしさでぐちゃぐちゃの顔を隠そうと俯いた。
もっと、って…何求めてんだよ…!
「和くんってさ」
しばらくして頭の上から声がした。
「実は結構策士だったりする?」
「…?ん…ぅ」
策士…?
どういう意味?と聞こうとして顔をあげようとしたら顎を掴まれてそのまま壁に押さえつけられ強引にキスをされた。
「ん、…ふぅ…ッ」
「誘い方がエロい」
「…べ、つに…そういうつもりじゃ…」
「無意識ならタチ悪い」
ぐ…
むっと玖音を見つめれば「そういうのも」と頬にキスをされた。
ちゅ、ちゅ、と軽いキスを色んな所にされて身震いする。
中途半端に終わってまだ不完全燃焼なそこはまだ震えてて、早くして欲しかった。
早く、触ってよ…
その思いが止まらなくて抱きつこうとした瞬間。
キーンコーンカーンコーン…
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