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あ…昼休み終わったんだ…
ぼけっと腕時計をみて確認した。
次の授業まであと5分…
でも今はそんなのどうでも良くて、完全にこっちに意識が向いてた俺はチャイムなんて気にせずそのまま抱きつこうとした。
のだけど…
「残念。ここまで」
「…へ…っ」
呆気なく手を離されて俺は戸惑った。
支えを失った俺はへたん、と座り込む。
え、あれ…しないの…?
惚けてる俺なんて気にもしないでちゃかちゃか制服を整える玖音がそんな俺の目線に気づいてまた笑う。
「学校でするの嫌なんでしょ?」
「…は…?」
「最後までしてほしかった?」
「…!」
かああっと顔が熱くなる。
さんざんやりたいだけやって…何言ってんだ…!
って言ってやりたかったけど口がぱくぱくなるだけで言葉が出てこなかった。
「悪い子にキモチイイコトはしてあげない」
「〜ッ…!」
くすくすと笑って俺を残して去っていく。
その気にさせるだけさせて、放置かよ…!
真白玖音。
彼に出会ってからずっと、
翻弄されてばかりだ。
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