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その後すぐキメキメにしたライトさんが出てきてくれたおかげで解放された俺は玖音に「少し待ってて」と言われたからまたカウンターに座った。
「学生服のやつここに連れてくること自体がリスクだって言ってるんすよ」
「別にねえ、まだ夕方だし大丈夫だって」
「だから…」
営業の準備をしながら二人が口論してる様子をぼけっと眺める。
玖音が焦ったり弄られてたりするのが新鮮で、きっとライトさんのこと信頼してるんだなって思った。
いつも余裕な玖音が翻弄されてるのが面白くてくすくす笑う。
「何笑ってんの」
「え、えと…仲いいんだなって」
「別にそんなんじゃない」
ふいっと顔を背けたけどそこまで嫌そうじゃない玖音がなんか可愛いなって思った。
「和くんって言ったっけ、どう?ここで働いてみない?」
「え、えっと…わわ…っ!」
突然ライトさんが身を乗り出してそう聞いてくる。
この人玖音の話聞いてたのか…?
返答に困ってるとぐいっと後ろに引っ張られて身体がよろける。
「和はダメ」
ぎゅ、っと後ろから首に手を回されて抱きしめられた。
え、と思って顔を上げれば玖音がむすっとライトさんを睨みながら俺を抱きしめてた。
今呼び捨てした…?
急な呼び捨てに少しだけドキッとして思わず固まる。
「えーなんで?人気出ると思うんだけどな」
「僕のだから」
僕の?!
突然のカミングアウトにライトさんもぽかんと口を開けてる。
(いきなり何言ってんだよ…!)
慌ててる俺に気づいて、ふふん、と得意気に笑う玖音と目が合う。
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