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「今言葉だけで感じたでしょ」
「っ、…るさい」
「本当、淫乱で可愛い」
見つめてくる瞳が優しい。
仕事モードで「レオン」になってるからだろうか。学校やホテルで意地悪してきた感じとはまた別で、初めて出会った時みたいに優しくて、優しく触られて、
めちゃくちゃに甘やかされて溶けそうだった。
ここトイレなのに。誰か来るかもしれないのに。
その緊張感すらも今は興奮するだけ。
「は、ぁ」
「息もう上がってきた」
「んぅ、う…ふ…」
唇を奪われれば甘い時間に逆らえない。
少しだけ背が高くなった玖音の腕の中に閉じ込められて必然的に上を向かされた。
ちょっと苦しい…
玖音のキスってなんか、本当に恋人みたいな感じのキスするんだよなあ…
大切に大切にされてるみたいな、そんなキス。
「…欲しそうな顔してる」
「…ふ、は…っ」
指で目元をなぞられ涙を拭かれて、自分が涙溜めて惚けた目で玖音を見てるってことを知った。
顔熱い…
「じゃあ和くんに良いものあげる」
そう言ってポケットを探って俺の手に置かれたのは、鍵だった。
「……?」
意味がわからなくて見上げたら微笑んだ玖音が「僕ん家の鍵」と言った。
「…え、なんで…」
「僕が帰るまでにちゃんとここにいること」
え…
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