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躾とお仕置き、それから。
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「…まじで来てしまった」
今日は早退してもう家で寝てるつもりだったのに、何故か今玖音の住んでるマンションの前に立っている。
一人暮らしにしては立派なマンションで唖然とした。
…まあ俺にタクシー代で一万も渡してくる奴だもんな…金はあるんだろう。
「てかあの一万返さなきゃな…」
独り言を吐いてエントランスに入りエレベーターに向かう。
高層マンションだからエレベーターが早くてちょっと怖かったのは秘密…
預かった鍵を使って玖音が住んでる家の中に入る。
「…お邪魔しまーす…」
中に誰もいないのはわかってるけどとても緊張した。
キョロキョロと当たりを見回しながら廊下を抜けてリビングの電気を付ける。
ぽかんと口が空いた。
(どんな家住んでんだ…)
一人で住むには充分すぎる広さに落ち着かなくてとりあえず白い三人くらい座れそうなソファーに座る。
広いのに部屋には必要最低限の物置かれてなかった。それがまた玖音らしいけど…
だから余計に広く見えるのか。
全てモノトーンでまとめられてて思ったより綺麗な部屋だった。
俺一人暮らし始めてからまともに掃除したことないや…
男子高校生の一人暮らしにこうも差が出るのかと思うとなんか落ち込む…
何となく部屋を見回して暇だからスマホを弄る。
「…ふわ…ぁ、なんか急に眠…」
やっと一人で休めることに安心したのか、ソファーに座ってしばらくして急激な眠気に襲われた。
(…玖音帰ってくるまで時間あるし…いいよね)
連日の疲れもあって座り心地のいいソファーに身体が沈むこが心地よくて。
眠気に身を任せて俺はそのまま意識を手放した。
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