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でも擦り付けるだけでひくつくそこには挿れようとはしなかった。
…なんでこういう時だけ強引じゃないんだよ…
無理矢理にでも挿れてぐちゃぐちゃにしてくれてもいいのに、なんて考えてる自分が相当追い詰められてるみたいだ…
「…ッく、ぉん、…玖音っ、もぉ…欲し…っ」
入りそうで入らない、耐えきれなくて縋り付く。
「欲、しぃ…」
白い肩にちゅうっと吸い付く。
情けないけど自分じゃどうしようも出来ない疼きに力が抜けてぺたんと座り込んだら、ドクドク脈を打ってるそれが股の間で震えて、それだけでイきそう…
けど玖音は動いてくれなかった。
…なんで。
「ぅ…なん、で…焦らすんだよ…ぉ」
「…和くん?」
ぐずっと涙が出てくる。
「俺…ぇ、ちゃんと、言ったのに…っ」
ううう…っと顔を埋める。
ぽろぽろ涙が溢れてきて玖音の肌に落ちる。
…ガキか俺は…
「…じゃあ約束できる?」
泣きじゃくる俺の頬を持たれて視線を合わされる。
「…ふ…?」
「もうあの辺に来ない事。いい?」
…またそれ…
「約束出来たら挿れてあげる」って付け足されて背中を指先でなぞられる。
身体が震えた、けど、…けど…
「……ぃや…っ」
俺はその約束は出来なかった。
ふるふると首を横に振る。
玖音はそれに不満そうに眉を寄せる。
「どうして?」
…だって…
「…くお…あんまり、学校…来ないって聞いたから…、あそこ行けば、会えるかなぁ…って…」
「え?」
玖音に来るな、って言われた時から悠太郎が「転校生が不登校気味らしい」って言ってたのを思い出してた。
見た目が目立つしイケメンだから、いたら当然目立つはず。けど俺は同じ階にいるはずの玖音の存在を知らなかった。教室にずっといるわけじゃないのに。
家の生活感のなさとか働いてるところを見れば引きこもりじゃないって事もわかる。
そしたら、学校にいても、家に行ってもほとんど会えないってことだろ?
あそこに行く事を許されなかったら、会いたい時俺はどこに行けばいいんだよ…
「…僕に会いたいから嫌だってこと?」
「…それ以外になんかあるかよ…っばかぁ」
元々酒なんて特別好きなわけじゃないし、今更ホテルに行って誰かとなんて気は無い。
…てか、行けるわけない
こんなの知ってしまったらもう他の人じゃ満足出来できそうにない…
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