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結局その日は学校に行けなかった。
というか行けなかった…
「玖音、そろそろ出ないと遅刻する…」
「あの制服で行くの?」
くすくす笑われてベッドの横に落ちてる自分の制服をみたらワイシャツくしゃくしゃだし多分俺の涙とか汗でベトベトだしズボンも股間のとこシミっぽいの出来てるし…
…これ着て行けねえ…
「後で手洗いしとくから和くんは座ってていいよ」
玖音はそもそも行く気もないらしく、出なきゃ遅刻する時間になってものんびり朝飯作ってた。
(…もういいや、身体だるいし俺も休も…)
学校行くことを諦めて食卓の椅子に座る。
しばらくして目の前にフレンチトーストが出てきた。
ふわっとバターの匂いがしてお腹が空いていた俺は目を輝かせた。
「こんなお洒落なもの久しぶりに食うんだけど」
「お洒落かな?母親がよく作ったから自然に覚えただけ、簡単だし」
女子力が高い…
「いただきます」と手を揃えて出来たてのフレンチトーストを頬張る。甘い物は好きだから頬がゆるんだ。
「美味しい?」
「…うん、美味しい」
「そか、よかった」
「…玖音は食べないの?」
「僕は朝そんなに食べれないからスープくらいで充分」
そう言って正面に座ってただ俺が食べてるのを楽しそうに見つめる。
…そんなに見られると恥ずかしいんだけど。
なんかめちゃくちゃ甘やかされてるみたいでむず痒い。
ふと考えていた事を思い出す。
…今なら聞いていいかな。
「…あのね玖音」
「何?」
「…どうしてお店行くのそんなにダメって言ったの?」
予想外の質問だったのか玖音は驚いた顔をしたけど、すぐくすっと笑った。
「和くん実はあの辺で有名なの知らないでしょ」
「え?」
有名…?俺が?
「若くて可愛い顔した男の子がホテル街をふらついてて簡単にお持ち帰り出来る、しかもめちゃくちゃエロいって。和くんの事だよ」
思わず飲んでいた紅茶を吹き出す。
な、な…そんなこと言われてたの?!
確かに声かけられること多くなったなあって思ってたけど…!
「だからあの辺にいたら絶対声かけられるし、最悪無理矢理連れ込まれて襲われるかもしれない。和くん快楽に流されやすいし」
う…返す言葉がない…
そう言いながら身を乗り出して顎を持ち上げられた。
「…けどまあ会いたいなんて可愛いお願いされちゃったし?僕がそばにいれる時だけ許してあげる」
「…っん」
そのままキスをされた。
軽く触れるだけの甘いキス。
「誰にも触らせてなんかやらない」
「っ、」
唇を舐める仕草がエロい。
どうしよう、かっこいい。
言葉が出なくてただ見つめ返すのが精一杯。
「…またそうやって無意識に誘う」
「…え、わっ!」
苦笑いして近づいてきて俺をひょいっと抱き上げる。
俺より小さいのになんでこんな簡単に…っ
「ほんとタチ悪いな僕の猫は」
「ね、猫…?」
そのまま寝室に連れていかれぼふんっとベッドに降ろされた。
猫って、俺の事?
…ってかこの流れってまさか…
「ちょ、ちょちょ、待て待て!!」
「誘うのが悪い」
「誘ってねえよ!!!無理だって…やめ…っあ!」
昨日の今日でまだやるつもりか…?!
押し返すけどあれよあれよと事が進んでいく…
「も、やだ…っ!腰砕けるって…!」
「そうなったら僕か面倒みてあげるけど」
「っそういう問題じゃ…!んぁ!…っこの、絶倫飼い主が…ぁ!」
せめてもの抵抗で睨みつけてやったけど笑われてそのまま流されていく。
結局この日も朝からめちゃくちゃセックスした…
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