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頭で考えるより本能が玖音を求めてる。
身体も、心も。
「…連絡ないから、っもう、いいのかなって…飽きたのかなって思って。でも怖くて連絡出来なくて…っ」
「…近づくなって言ったの和くんでしょ?」
「触るなって言っただけで連絡すんななんて言ってない!!」
むちゃくちゃだ。ガキか俺は。
ぐずぐず泣いてしまって、困らせて、ほんとに愛想つかされるかもしれない。
膝を折って体育座りで顔を埋める。
もうやだ…こんなとこ見せたくないのに。
「言ってることむちゃくちゃだよ」
呆れた声がしてぎゅっと服を握りしめる。
「会ってもいいけど触るなって事?そんなの無理」
だよな…俺のただの甘えだこんなの、
ふわっと甘い匂いがして頭を軽く引き寄せられて気づいたら抱き締められてた。
「…?」
「和くんといたら甘やかして泣かせてめちゃくちゃにして蕩けた顔見たいから触るななんて無理。あと飽きるとか本気で言ってるなら怒るよ」
顔を上げたら目が合って意地悪そうに微笑んだ。
「和くんの事飽きるとか考えたことない」
「…っ」
どうしよう、
たったそれだけなのにめちゃくちゃ嬉しいなんて。
ぼろぼろっと涙が溢れて止まらない。
「あーもう、泣かない」
小さい子供をあやすみたいに頭をポンポンとされる。
抱き寄せられた胸元にぐーっと顔を押し付けて服の裾をぎゅっと握りしめる。
「…っん…」
「…こんな甘え方されたら怒るに怒れないじゃん」
落ち着くまでしばらくそうやって背中を撫でられてた。
…ああ、俺この人がきっと
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