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教室から離れて人がいっぱいいて騒がしい体育館に潜り込む。
朝からクラス発表だとか、カラオケ大会だとかで盛り上がりっぱなしの体育館はなんだか蒸し蒸ししてた。
「い、いいのかよ抜けて…」
「元々ウェイターやる予定じゃなかったし、いいでしょ」
くすくす笑って壁際にもたれてステージを見てる玖音。
心配してるけど、俺を見てすぐこっち来てくれたのが嬉しくてそれ以上は特に強く言ったりはしなかった。
(…てか手いつまで繋いでるんだろ…)
恥ずかしくて少しだけ引いてみたけどぎゅっと力を入れられて離してくれなかった。
けど顔を見てもステージの方を見てるだけで何も言ってこない。
横顔…あんまり見たことなかったけど綺麗だな…
それにいつもと雰囲気が違うせいかドキドキする。
玖音といると気持ちが溢れて、止まらなくて
…頭が変になりそう…
ぎゅ…
握られた手を握り返す。
もっと俺を、俺だけを甘やかしてほしい。
俺以外を抱かないで…俺だけを抱いてほしい。
そう願うのは贅沢な事かな。
こんな気持ち伝えたら…離れちゃうかな。
「ぅ…んッ?!」
いきなり乱暴に手を引かれて唇を塞がれる。
慌てて肩を押して離れた。
「っ、ちょ…っ!ばか!周りに人…!」
「みんなステージ見てる」
「自分がどんだけ目立つか自覚しろ!」
迫られる顔をぐいーっと押し返すけど
手首を掴まれて指をぺろりと舐められてぎょっとした。
見せつけるみたいに俺を目で捉えながら。
(エロいエロい…!)
体温が一気に上がっていく。
ぴちゃ…っとわざと唾液を絡ませながら音をたてて舐められてゾワゾワする…
するけど…っ!
「〜っ、やめ…ッ!」
「和くんこそ自分がどれだけ煽ってるか自覚して」
「してな…!お前が勝手に…っわ!」
無理矢理腕を掴まれてぐいぐいと引っ張られる。
「学校でなんて興奮するでしょ?」
天使の笑顔にさあっと血の気か引いていった…
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