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「…落ち着いた?」
「…ん」
一度溢れたらとまらなくなって
目が赤くなって腫れてしまうくらい泣いて、保冷剤を目に当てる。
ひやっとした冷たさが気持ちいい。
今まで何も聞かないでくれたけど、涼が真剣な顔をした。
「和」
「…ん…?」
「あの人が原因だろ。…ちゃんと話せ、悠太郎にも」
「え、俺?」
「……」
きょとんとして俺を見つめる悠太郎。
…そうだよな、話さないと…
どうせいつか話さなくちゃダメだと思ってた。
けどやっぱり怖い。
もし幻滅されても仕方ない…そういうことをしてるんだから…
「…悠太郎、俺の話…聞いてくれる」
「…おう、俺でいいなら聞くよ?」
ちゃんと目を見て待ってくれる。
…大事な友達だから、知ってもらわないと。
腹くくって全部話した。
過去に襲われた事があることも、それきっかけで男引っ掻き回して遊んでた事も、
遊び相手を本気で好きになった事。
その相手が玖音だって事…
「…今まで黙っててごめん…」
「……」
悠太郎はびっくりしてた。
…そりゃそうだよな…幻滅したかな。
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