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「…学校は…やだ」
そう言えば、仕方ないかって感じでため息を疲れて俺を乗せたまま上半身だけ起こす。
けどそのまま避けない俺にきょとんと首を傾げる。
「和くん、あの…これじゃ生殺しなんだけど…」
「学校はやだから…、
…俺の家で…し、しよ?」
初めて、ちゃんと自分から誘った気がする。
せっかく気持ちが通じたのに、こんなところでしたくない。
ゆっくり一緒に過ごしたかった。
恐る恐る顔を上げたらびっくりして固まってた。
…やばい、誘うとか変だったかな
恥ずかしい…
何も言ってこないから引かれたのかと思って後悔し始めたら急に身体がふわっと浮いて目線が高くなる。
そのままぐんぐん景色が流れてって、抱き上げられてるってことに気づいた。
「わ、く、玖音?!」
「和くんの家東西線だよね」
「えっ、あ、そうだけど…って今行くの?!まだ後夜祭とか打ち上げ…」
「無理、待てない」
ずかずかと廊下を抱えられたまま進んでって、これ先生に見られたらどうすんだ…!
「あの…っ、」
「今すぐ抱きたい、抱かせて」
俺を見上げた目がエロくて、欲情してるのを必死に我慢してるみたいな顔をしてた。
…そんな顔されたら、何も言えなくなる
ああ、もういいや…打ち上げ焼肉だって聞いて楽しみにしてたんだけどなあ…
それよりも今はこの人と一緒にいたい…抱きしめててほしい。
諦めてぎゅうっと首に腕を回す。
「…もう…好きにしろよ」
惚れた弱みに付け込まれてる気がする…
俺が抱きついて大人しくなったら満足そうに笑って頬に口付けられた。
〜その頃の悠太郎〜
「あれ〜何か人数足りない?」
「まあ部活あるとこは容赦なくあるし、少しくらい少なくても仕方ないんじゃね?」
「悠太郎くん和くんと部活一緒じゃん、なんで和くんいないの?」
「それは別件!!」
ったく…
片付けもしないで荷物もそのまんまにしてどっか消えやがって…
その分働いた借りはいつか返してもらおう…
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