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出会って三ヶ月。
何度も外で会って身体を重ねていたけど、俺の家に来るのは初めてで。
玖音の家に比べたら狭い家だし、片付いてないし…勢いで呼んじゃったけど大丈夫かな…
そうこう考えてる間に住んでるアパートの前までついてしまったから今更やっぱりなんて言えないから鍵を開ける。
「…あのー、言っとくけど俺の家狭…っわ!!」
言いながらドアを開けようと手をかけたら身体を後ろに引かれて、米担ぐみたいに肩に担がれた。
俺を担いだまま器用に靴を脱いで部屋の中を進んでいく。俺履いたままなんだけど…
「ちょ…っ靴…っ!ぶっ!!」
寝室に着くなりベットに投げられて顔が埋まって変な声が出た。
…この…っ、乱暴しやがって…
「っお前なぁ…っ」
文句のひとつでも言ってやろうと思って身体を起こして振り返ったらそのまま肩を押されてまた身体が沈む。
足を持ち上げられて靴を脱がされて、床にゴトンと落ちる音が静かに響く。
…やばい…
まじで止まるつもりないらしい
暗いからよく顔が見えないけど、きっと獣みたいなぎらついた目をしてる。
「あ…の…くお…」
戸惑っていたらゆっくりと腰のところに跨がれて優しく手首を押さえ付けられた。
ぼんやりとした外からの明かりで玖音の白い髪が綺麗に透ける。
どうしよう、どうしよう…
なんか、めちゃくちゃドキドキしてきた…
「く…」
名前を呼ぼうとして、
優しく唇を塞がれた。
「ん…う…ぅ」
少し離れて、また塞がれて、
何度も繰り返す。
今までも玖音はキス好きみたいで沢山してきたけど
強引に奪うようなキスが多くて
こんな…目一杯甘やかされて溶かされるようなキスは初めてだ…
すっごい甘い…
「…ふ、ぁ…」
(…やばい…気持ちい)
キスだけなのに身体がふわふわしてきて
頭に霧がかかったみたいにぼやけてくる。
好きな人だから?
好きな人と、心が繋がったからなのか
キスだけでこんなに気持ちいなんて、幸せで涙出てきそう…
じわっと涙が滲んで頬を伝う。
それに気づいて少しだけ顔を離して目元にキスを落とされた。
「…泣き虫」
「…誰のせいだよ…」
「僕」
くすくす笑って首元に手をかけられてネクタイを緩められた。
初めて抱かれた時みたいに心臓がうるさく脈を打った。
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