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「玖音鍵貸して」
「んー、はい」
後ろから鍵を差し出されて足を持ちながら片手でドアを開ける。
「もう今日は暇になりそうだし、この酔っ払い連れて行ってあげて」ってライトさんに言われて、潰れてる玖音を起こすのも可哀想だったから仕方なくおんぶして玖音の家まで運ぶ。
職場から玖音の家までは歩いても全然行ける距離だったからなるべく裏道通ってきたけどめっちゃ見られて恥ずかしかった…
「よいしょ…っと」
ずり落ちそうになる玖音を背負い直してとりあえず寝室に運んでベットに降ろす。
久しぶりに玖音の家入ったけど相変わらず広いな…
付き合い出してから学校から俺の家が近いのもあってよく玖音が泊まりにくることが多くなってた。
最近俺の部屋で寝るの多いし玖音のベットより狭いところに男二人で寝てるから余計疲れとれてないんじゃないかな…
そう思うけど一緒に寝たいって言われるのは嫌いじゃない。
甘やかされてるというか、依存させられてるというか…
「なあほんとに大丈夫…?そんな風になるなんて珍しいじゃん」
冷蔵庫を拝借して水のペットボトルをもってベットの隅に座る。
「あの人達のペース付き合うといつもこんな感じ、僕より強いから」
苦笑いしながら「だからそんな心配しないで」って頬を撫でられる。
それだけじゃないくせに…
「ね、水頂戴」
頬をなぞってた手が手元に降りていって軽く引かれる。
「あ…うん、じゃあ身体起こして…」
「口移しがいい」
背中支えて起こそうとしたらそう言われて思わず水を落としそうになる。
く、口移し?!
なんか口移しってエロくないか?!
「えっ、え…」
「はい」
戸惑ってる俺をほっといて目を閉じる。
…ああもう!
蓋を開けてぐいっと水を口に含む。
肩に手を置いて少し開いてる口にキスをして零れないように塞ぐ。
こくん、と飲む音が聞こえてとてつもなく恥ずかしい…
それを何度か繰り返して、口の端から水が漏れて玖音の頬を伝っていくのが色っぽい…
全部流し込んだのを確認して身体を離す。
「…も、いいだろ…」
顔が熱い。
こんなんで照れるなんて中学生かよ。
「まだ足りない」
「ぅ、っん」
腕を強く引っ張られて後頭部に腕を回されて深く口付けられる。
舌を絡め取られて身体がびくっと反応する。
気づいたら玖音の上に乗っかって夢中でキスを繰り返す。
お酒の匂いがしてクラクラする…
…って、違う違う!!!
流されそうになってたけどだめ!!
「っ…も、今日はだめ!寝不足なんだから寝ろ!」
「えー」
無理矢理身体を離して布団を被せる。
ヤったら余計疲れるだろ全く…
「最近なんか疲れてんだろ、夜ずっと働いて学校も来てるし…俺ん家ばっかだし、無理してこなくてもいいんだぞ」
学生だし学校に来るのは当たり前なんだけど最近ほぼ毎日来てる。
それにプラス夜は働いてて、休みの日も俺と一緒にいるし…全然休んでない気がする。
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