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「耳感じやすい」
「ひ…っぅ、や」
「そんな顔見せたの?」
耳の淵を指先ですぅっとなぞられて穴を人差し指で塞がれて中を擦られる。
篭ってる音が変な感覚でゾクゾクする。
「あの時の男だよねさっきの」
低い声でそう言われてやっと確信に触れた。
「アイツにされてよかった?」
「違…っ」
怒ってて有無を言わさない威圧感に言葉が詰まる。
けど、でもちゃんと言わなきゃ。
「…さっき会ったのはたまたまで、その…耳もいきなりだったから不可抗力ってか、ごめんなさ…」
最後まで言わせてもらえず唇に指を押し付けられた。
「そうじゃない」
綺麗な栗色の目がじっと俺を捉える。
「僕が怒ってるのそこじゃないんだけど、わかんない?」
じっと見つめられて身体が動かせない。
…そこじゃ、ない?じゃあ何なんだ?
しばらく見つめあって俺がわからないと悟ったのか大きくため息をついて耳を噛まれた。
「んっ!」
「なんで黙ってたの?」
そう言われてやっと気づいた。
「なんかあったの?」って聞かれた時、せっかくの雰囲気壊したくないからってユウトさんのこと隠したけど…
そもそもそれを見られてたんだとしたら、隠されると嫌な気持ちになる、よな…
身体を起こして服を軽く引っ張ると視線が合う。
さっきまでの冷たい雰囲気じゃなくて少しだけ不機嫌そうな、拗ねてるような顔をしてた。
なんか…子供みたい。
「…言ったらせっかく楽しい時間なのに嫌な思いさせちゃうかなって思って言えなかっただけ、だったんだけど…逆にそれで不安にさせて…ごめんね?」
絶対そんなこと言えないけどムスッとしてる玖音の手をゆるく握って目を見てそう伝えた。
そしたらふっと雰囲気が柔らかくなって「よくできました」って頭を撫でられた。
「隠されたら何かあるのかって疑うでしょ」
「…ごめん…」
「何かあったらちゃんと言って」
「…うん」
温かい腕に抱き寄せられて胸元に顔が埋まる。
心臓の音が心地よくて安心する。
「和くんは僕だけのモノ」
「っちょ…っ」
あちこちに口付けられて身を捩る。
すっかり機嫌が治ったのかそのまままたベットに沈められて服を脱がされかける。
「〜っ、ちょっと待って!」
流される前にと思って枕を間に挟めて止める。
「あの…っ」
「?」
「あのね…」
「うん」
止めたはいいけどなんて言おうか考えてなくてしどろもどろになるけどそれをちゃんと待ってくれた。
…言わなきゃ、
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