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.(後日談)
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「…なんでユウトさんがここに居るんですか」
「いやいや、元々俺が紹介した店だからね?」
玖音の仕事が終わるのを待ってていつもみたいにカウンターに座ってたら後からユウトさんが入ってきて思わず固まる。
今日は珍しくお客さん少なくてみんな静かに飲むタイプだったから玖音はほぼつきっきりで俺のところにいたからユウトさんを見た瞬間に珍しくめちゃくちゃ不機嫌な顔をした。
(仕事中こんな顔するの珍しい…)
まあ余程あれが気に触ってるのだろう…
「また一人なの?誘い待ち?」
「違います!」
もう既に飲んできたのか少しだけ絡み酒癖があるユウトさんは俺に絡んできた。
あー…目の前で…
肩を抱かれそうになって避けようと動く前にいつの間にか外に出てきた玖音がにっこり笑いながらユウトさんの腕を掴んでた。
「え…ちょ、何」
「申し訳ございません。此方僕のお客様なので誘うのはご遠慮頂けますか」
「いた、いただ!!力強い!!」
普段だったらこういう時ライトさんが止めに入るけど今日は出勤してないから玖音のやりたい放題。
お客さんなのに大丈夫なのか…
「く、レオン、お客さんだよ…」
とりあえず止めようと思って服を引っ張ったらくるっと振り返って俺の顎を持ち上げてキスをされた。
…?!?!
「なっ」
「〜っ!!レ…ッ」
びっくりして声を出す前にむぎゅっと胸元に引き寄せられて顔が埋まる。
苦しい…っ
「んんん…!」
「もうこの子の相手していいの僕だけなんで。次汚い唾付けたら殺しますよ」
笑ってるけど笑ってない!!
そして冗談に聞こえないのが怖い…!
ユウトさんはしばらく放心状態だったけど俺と玖音がそういう関係なこと、この間の事を見られてたことを理解したのかケラケラと笑い始めた。
「あー、そっか!なんだ、そういうことか。惜しいことしたなあ」
散々笑って、笑い疲れたあと特に何も頼まずそのまま背中を向けた。
「ユウトさん、?」
「じゃあ俺が最後にこの店を選ばなければ、カズくんは今も俺としてたかもしれないわけだ」
残念、と笑って去っていく。
ぽかん…と開いた口が塞がらない
「…和くんもしアイツ見かけたらすぐ呼ぶんだよ」
「……何する気だよ」
「それは相手次第」
不敵な笑みを浮かべる玖音に
心底敵に回したくない相手だと思った…
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