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名前を呼ばれたから反射的に顔を上げたら目が合った玖音が驚いた顔をした。
…?なに?
「…それわざと?」
「…なにが…?」
「めちゃくちゃエロい顔してるんだけど」
「…っうわ!」
ぐるんと視界が反転して背中に軽い衝撃がくる。
すぐ畳の上に押し倒されたんだって気づいて、顔が熱くなる。
なんか畳の上ってエロい…
「まだ布団もないのに、ほんとエロ猫ちゃんだなぁ…」
「僕も限界だけど」って玖音も切羽詰まってるのか唇を舐める仕草がいつにも増してエロく見えた。
まだお互い上着も着たままなのに組み敷かれた状態で目が合えば、あとはもう引き寄せられるだけ。
「っん、ぅ…」
深く口付けられて舌を絡め取られたら逃げ道なんてない
何度も角度を変えて息が苦しくなるくらい深く刻まれて、頭がふわふわする
気持ちい…
ちゅ…っと音を立てて離れた唇の間に糸が引く。
「先に露天風呂入ろ」
「…おふろ…?」
完全に力抜けてクタクタになってる俺の背中を支えて起こされて、上着やらなんやらを脱がされてされるがまま。
いつもなら恥ずかしいからやめろって言うかもしれないけど今はそんな事考えてる余裕なかった。
押入れから手際よくタオルと浴衣を引っ張り出して露天風呂の近くに投げて、俺を抱き上げて露天風呂に通ずる引き戸を開ける。
12月の外だから冷たい冷気が肌を刺して身震いすると足の方からゆっくり露天風呂に降ろされて温かい温度に心が安らぐ。
「…あったかい」
「風邪ひくからちゃんと全身入って」
催促されてぬくぬくとお湯に浸かる。
冷たい風と熱いお湯で心地よく感じて淵のところに腕をついて外を眺めた。
雪が積もってる自然の中で、周りにお洒落な間接照明みたいなのがあって、暗くなってライトついたらもっと雰囲気あっていいな…って考えて段々頭が冷静になってきて、さっきの事を思い出して顔が熱くなった。
(…部屋入っていきなり盛るとか、余裕無さすぎ…)
ちょっと頭落ち着かせようと思って顔の半分をお湯に浸からせてぶくぶくと息を吐く。
「わ…っ?!」
そうしてたら後ろでちゃぷんと水音がしてあっという間に引き寄せられた。
身体に腕を回されて身体が密着する。
それと同時に、腰のあたりに硬いモノが当たってびっくりして肩が跳ねる。
「あ、あの…っ」
「ん?」
「あた、ってる…んだけど」
「うん」
うなじのあたりに愉しそうにちゅっと口付けて俺を抱き直す。
…やばい、俺も勃ちそう…
ぐっと膝をおって身体を丸めるとふふって吐息が聞こえた気がした。
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