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次の日の昼過ぎ。
「…じゃあ、行ってくるね?」
「ん。行ってらっしゃい」
玖音のこと不安がらせたくなかったからあの後すぐ目の前で若菜に連絡を取って、早速明日ならお互い空いてるってことで会うことになって玖音の家から待ち合わせ場所に向かう。
…もう普通っぽいけど…大丈夫かな。
「…不安?」
「んーん、昨日沢山愛してくれたから大丈夫」
「?!」
あ、あい、愛して…?!
その…まああの後したけど、言い方がなんか恥ずかしい!
「『大好き…っ』って目潤ませて蕩けた顔で、えっちの時だけじゃなくて普段からもう少し言ってくれても…」
「あー!!あー!!うるさい!!聞こえない!!」
耳を塞いで声を大きくして聞こえない振りをする。
優しく手首を握られて離されて目が合うと優しい目をしててドキッと心臓がなった。
「待ってるね」
「……うん」
頭を撫でられて見送られる。
俺だってもし玖音が前の恋人と二人で会ってくるなんて言われたら不安になるだろうから、今は君が好きなんだよって…ちゃんと態度で示さなくちゃ。
ちゅ…っ
「!」
「よ、夜までには戻ってくるから!いってくる!」
俺からキスするのが珍しくて驚いて固まってる隙にそういい逃げてエレベーターに乗り込んだ。
「…くそ恥ずかしい…」
壁にもたれてズルズル座りこんで頭を抱えた。
バタン、と思いドアがしまってもしばらくそこから動けないでいた。
「…可愛すぎでしょ」
こっちも同じように頭を抱えてたのは、和は知る由もないのだった。
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