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こんなこと面と向かって言うなんて恥ずかしくて顔から火が出そう。
けど絶対目は逸らしたくなかった。
小っ恥ずかしいけど、本当の想い。
「…はぁ…」
お互い動かなくてしばらく見つめ合って、そろそろ恥ずかしくて熱くて限界来そうって時に玖音がため息をついて俯いた。
「な、なんだよ…」
「和くんのそういうのってどこで覚えて来るの」
「は…?」
「…無意識、なんだろうな。ほんとタチ悪い」
何だよそれ、って文句言おうとした口を優しく塞がれて言葉が止まる。
鼻先がくっついたままじっと見つめられて…
「僕に依存してくれる?」
その言葉に何の迷いもなく頷いた。
というかもうしてるから今更だ…
頷いたら嬉しそうに目を細めて笑って首の後ろに手を回されてキスを繰り返す。
ちぅっと吸われて、唇をなぞるように舐められて、甘噛みされて幸せな時間に頭が溶けそうになる。
ふわふわして温かくて、他の誰かじゃこんな気持ちになれない。
「口開けて」
「…ん、…ぁ、ふ」
玖音が一番好き。
誰より何より大切で大事にしたい人。
繋がった唇から全部伝わればいい。
この俺の中のどうしようもなく膨れ上がった気持ちも独占欲も全部、
全部君のものにしてほしい…
そんな願いが溢れて堪らなくて隙間がないように抱きついた。
もっと強く深く繋がりたい。
何となくそんな甘い雰囲気になって、するのかなってぼんやり思った。
昨日したばっかだけど…
玖音の腕の中に身を委ねたら大きな目でじっと見つめられた。
「…していい?」
「え…」
いつもそんなこと聞かれたりしないから間抜けな声が出る。
キスしながら押し倒されて服脱がされてあっという間に抱かれてるから…改めて聞かれると戸惑う。
「…ぅん…」
けど嫌なわけないから頷いたら手を引かれてベッドの上に誘われる。
座ったらそのまま流れるように柔らかい布団に身体が沈んでコートを脱がされてセーターに手がかかったとこでハッとした。
「っ、待って!汗かいてるからシャワーいきたい…」
普通に部活の外周並みの距離を走ってきたから結構汗をかいてた。
外は寒いけどずっと動いてたら暑くてまだ少し肌がしっとり濡れてる気がして
肘をついて身体を起こすけど腰のところに跨った玖音は避けようとしなくて服を捲られて胸元を舌でゆっくり舐めた。
ゾワゾワした感覚が背筋を流れる。
「っ…、くお、汚いから…」
「汚くないよ」
「汗臭いだろ…ッ一旦やめ…」
「やめない」
「んゃ…っ!」
玖音の熱い舌が肌を伝っていく。
それだけで身体がビクついて腰が上がった。
腰が浮いた瞬間に背中に腕を回されてズボンも下着も一気に剥がされて、玖音が気崩れてないのに自分だけがこんななのがすげえ恥ずかしくて…
「…っ…」
布団をかき集めてぐるっと身体を丸めて背中を向ける。
無駄な抵抗だってわかってるけど…
ふっと笑ってうなじに落とされたキスがすぅっと腰まで滑っていく。
背中をなぞる手が酷く冷たい気がして心地よかった。
「…手冷た…」
「ああ…ずっと外いたから冷えてるかも」
「…何で外?」
そう聞いたら動きが止まって、後ろからぎゅうっと抱き締められる。
…なんだ?
「わかるでしょ。気になってじっとしてられなかったの」
そう言った玖音が可愛くて、顔を見ようと振り返りたかったけど頑なに俺の肩に顔を埋めて見せようとしなかった。
でも耳が少しだけ赤くて胸がきゅっとした。
本当こんなの、自惚れるなって方が無理だ。
めちゃくちゃ大切に独占されてることが痛いくらい伝わるからもう抜けだせない甘い沼。
溺れて行くのが心地いい…
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