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ちゅ…、ぢゅ…っ
「…っ…」
静かな部屋に肌を吸う音と吐息だけが響く。
背中から始まって腰に降りて、太ももにまで赤い鬱血の痕が広がってた。
…今が冬でよかった…
隠すの大変だからいつもなら付けんな!って言うんだけど今回ばかりは俺が悪いことしてしまったって罪悪感で「痕付けたい」って言われて断れなかった。
…けど…
「…っも、何個つけんだよ…っ!」
「おっと…」
終わらない全身への口付けに耐えきれなくて手で振り払った。(かわされたけど)
多い!そしてめちゃくちゃ強く吸うから若干痛い…!
身体が正面向いたのをいい事に肩を掴まれて正面を向いて寝かされて片足を膝を折って押し上げられて太ももの内側に顔を寄せられて身体が跳ねる。
もう緩く反応してしまってるモノが晒されてる格好とそれを見られてることが恥ずかしくて顔が熱くなる。
「〜ッもうやだ…っ」
せめてもの抵抗で足を閉じようとするけど上から抑える力の方が強いに決まってる。
膝を抑えられて俺の顔を覗き込んだ。
「…今日寂しかったんだよ」
「う゛…」
絶対わざとだって分かりきってるのに目を潤ませて子犬みたいに見つめられると何も言えなくなる。
俺が押し黙るとくすっと笑って内腿にぢゅっと吸い付いた。
…っくそコイツ調子乗りやがって…
こんなの今日だけだ絶対…っ
心の中で睨みつけてやったけどそんなのお構い無しに好き放題される。
ドキドキうるさい胸元にも、汗で濡れた首筋にも何度も吸いつかれて正直もうくたくただ…
さっきから触れられる度に身体がぴくっと反応して中もなんか疼いてきて膝が無意識に擦り寄る。
「足閉じないで」
「ゃ…」
無理矢理力で股を開かされる。
玖音まだ服着たままなのに俺だけこんな格好なのが恥ずかしくて熱くなった。
一緒がいいのに。
そう思ったら自然と手が伸びて玖音の服の裾を引いていた。
「…やだ…」
「ん?」
「…服…俺だけ、こんな…」
気持ちよくしてくれるのは嬉しいけど
吸い付くように肌が触れ合って何の隔たりもなく重なるのが一番幸せを感じれる。
玖音の体温を直接感じたかった。
「脱いでってこと?」
「…ん」
「えっち」
からかうみたいにくしゃっと笑われたけどシャツを脱ぎ捨てて素肌が露になる。
なんか上だけ裸なのって逆にエロいな…
部活してるわけじゃないのに引き締まってる身体にじんわり汗が滲んでて色っぽくて、
抱き締められたら肌が触れ合って縋るように背中に腕を回した。
心地良くてふわふわする…
「和くん」
「…ぅ、ん?」
名前を呼ばれて顔を上げると真剣な目で見つめられた。
近づいてきて反射的に目を瞑ったら瞼に優しくキスを落とされる。
「僕だけって誓って」
「…ふ…?」
「この身体も心も、全部僕だけのもの。もう他の人に触らせたりしないって…約束して」
指先で身体を滑るようになぞられた。
そんなこと…約束なんてしなくたって玖音のものなのに。
『俺が』玖音じゃなきゃダメな身体と心になってる。
自信満々で振る舞う玖音の心は案外弱いものだと最近感じるようになった。
俺だけが嫉妬とか不安になってるわけじゃなくてきっと俺以上にそんな気持ちを抱えやすい。
「…ん、うん…玖音だけだよ…」
言葉じゃ言い尽くせない想いが伝わるように強く抱き締めて身体を重ねた。
独占欲が強くて、意地悪で、優しくて、依存してほしいなんて言う君がめちゃくちゃに愛おしく感じる俺も、きっと相当可笑しい。
俺の言葉を聞いてまた深く重なるキスに身を委ねながら幸せな時間に落ちていく。
もう寂しい思いさせないって誓うよ…
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