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一度堕ちたら最後。
狂ったみたいに声を上げて快楽だけを拾い集める身体に心はもうボロボロだった。
死ぬほど嫌なのに死ぬほど気持ちよくて
拒否したいのと縋りたいのでどうしようもなくて頭がぐちゃぐちゃになって何も考えれない。
残ってるのは快楽に貪欲な心だけ…
脳が揺さぶられて何もかも訳がわからない。
俺…何してんだっけ…
「やっぱりさあ、男でこんな感度いい可愛い子とか中々いない、よね」
「はあぁ…あ、あああァ…」
「…ああ…もう飛んじゃった?すーごいトロ顔」
もう自分が何言ってるかわからなかった。
多分トランス状態になってしまった。こうなったらもう自分の意思で身体を動かすことは不可能に近い。
「ん、ぁ…あぁ…ッも、っと…、中熱…ぁう」
「どうしてほしいの?」
「ぁふ…っん、もっと、もっと…欲しぃ…ッ」
口から勝手に漏れる甘い声。
自分のものじゃないみたいに甘ったるくて…
にやりと浮かべる笑みも、どうでもいい。
早く楽になりたい…
「あっ、はは…っ、急に凄い素直。いいよ、お望み通り…っ!」
「ぁあん!!アっ、凄…っ何、やだ…っやめて!!やめ、ないで…っ!いっぱいして…ぇ!!」
「締め付け凄…、気持ちいい?」
「ん、ん…ッい、ぃ…っ!止まんな、ぁ!!」
「沢山イってるもんねえ…この薬いいなあ、もっと使ってみる?」
「へ、ぁ…ッぁ、や…っ、やだぁ、おかしくなる…っ」
「もーっと気持ちよくなれるきっと」
もっと…?
…だめ、だめだ!
残ってる理性がそう叫ぶけど気持ちとは裏腹に身体はその甘くて危険な誘惑に悦んでビクビクと中が痙攣する。
こんな薬大量に使ったら本当に壊れてしまう。
身体だけじゃなくて心も…
「ぃや、いや…っだめ…、おねが…」
「時間切れ〜」
「?!ぁ、ゃ、やあ…っ!!」
首にぷすっと小さな痛みが走る。
それが注射器だと分かるのにさほど時間はいらなかった。
何かが身体に染み込んでいくのがわかる。
…怖い、俺はどうされるんだろう…どうなってしまうんだろう。
再び激しくなる揺さぶりに声を上げて泣くことしか出来ない。
「ほんとさ…びっくりするくらい好みにハマってくるよね、人のモノ犯すとかすげー燃える。彼氏の事想ってても身体は俺でも良くなっちゃうもんね」
「っ…!」
その言葉にゾク、と寒気に似たような何かが背筋に走る。
薬を盛られてから感じてなかった恐怖だった。
…玖音、玖音に、知られたくない。
こんな身体見せたくない…っ!
同時に尿道を熱いものがせり上がってきて…それに抗えなくて飲まれた
「ぁう!ぃや、や……く、…っぁああああァァ!!!」
身体が弓のようにしなって先から精液じゃない透明なモノがびしゃっと勢いよく吹き出てシーツを濡らした。
止まらない快楽の波にビクッと身体が何度も跳ね上がって声が止まらない。
「あっ、アッ、ぁ、あ…」
「っ、ぁー、イく…っ」
びくん、とゆっくり痙攣が収まってベッドに身体が沈む。
重くて鉛のような身体にお構い無しに腰を激しく打ち付けられて、奥に突き立てられて音が聞こえそうなほどの射精を中でされた。
あ…きもち、いい…
ドクドクと吐き出される精液に頭が蕩ける。
…中に精液出されるの…熱くて、ビクビクってしてて…きもちい…
勝手に腰が揺れて奥に引き込んでいく。
なんて滑稽なんだろう…
「ぁ、ァ…は、…ぁ…」
「は…潮吹きとか想像以上なんだけど。彼氏にどんな開発されてきたの?」
ぴくん、と微かに身体が震えた。
彼氏。
…他の男に犯されたなんて知ったらどう思うんだろう。
…もう帰れないのかな
あの温かくて幸せな場所に
散々泣いて枯れたと思った涙がまた頬を流れてく。
裏切ったのは俺だ。
触らせないって誓ったのに、こんな風に触られて感じてイかせてなんて縋ってしまった。
…こんなの隣に戻れる資格なんてない。
今まで自分が色んな男としてきたことがいかに汚れていたかを思い知らされた。
所詮俺は快楽に負ける。わかってたこと。
それなのに玖音の事好きになっちゃったから…変われると思ったのに、何も変わらない。
淫乱で浅はかなままだ。
今まで遊んでたツケが回ってきたんだ。
「…ぉ…ん…くお…」
うわ言のように彼を思って涙を流す。
…ごめん、ごめんなさい…
「ぁ、う…っ玖音…っ」
射精が終わった桃瀬に無理矢理腰を上げられて再び始まった行為に声を上げながら何度も玖音の名前を呼んだ。
おかしくなりそうな頭の中でそうやって繰り返すことが正気を保てる唯一の方法だった。
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