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ちゅ…ちゅぷ…っ
静かな部屋に玖音の唸り声と小さな水音が響く。
してくれないから襲うなんて…どうかしてる。
けど玖音のこと関しては形振りなんて構っていられなかった。
全然反応してないそこを舐め続けてるとぴくっと足が動いて唸り声がした。
「…っ…ん…?
…え…ちょっと…っ!」
びっくりして身体を起こそうと暴れる身体が動きを止める。
…手錠繋いでるから動かせない。足も俺が間に入ってるから拒みきれない。俺がそうさせたんだけど…
寝込みを襲うなんて最低だ。
けどこの時はおかしい思考を止められなくて…起きたのがわかっても構わずそれにしゃぶりついた。
びくびくっと口の中で震えるのが愛おしかった。
「和く…、やめ…っ」
口の中で段々大きくなって硬くなるモノを夢中になってしゃぶりつく。
玖音のいい所はだいぶ分かってるからそこに舌を押し付ければビクビクと脈を打つのがわかった。
あ…先走り溢れてきた…
感じてくれてるのが嬉しくてやめてなんて声聞こえなくて味わう様に舌で唾液と絡ませた。
「ッ、…っ」
吐く息が熱を増してそろそろ限界が近いってわかって態とらしく音を立てながら思い切り吸い上げた。
「…っ、…ん、ぁあ!」
びくんと腰が浮き上がって喉に熱いものが流れ込む。
溜まってたのかいつもより早くて濃くて愛おしくて…ごくんと喉を鳴らして飲み込んだ。
「ん、んく…っ」
「は、は…っ」
口を離すと達したばかりなのにまだ硬さを保ってる雄がぶるっと弾けて頬に当たった。
起きていきなりイかされて息が荒くなってるのが布団の中でもわかって頭に霧がかかったみたいに何も考えれなくてまたそこを咥えようと手を添えた時…
「……っ、やめろ!!」
「ッ、」
怒鳴りつける声に身体が竦んだ。
それでやっと我に返って後悔した。
(…やば…何してんだ俺…)
「…外してこれ」
恐る恐る布団を剥いで顔を合わせたらめちゃくちゃ不機嫌そうな顔をしてて一気に頭が冷えて冷静になる。
…怒られる覚悟をしてゆっくり鍵を外した。
身体を起こして向き合うように座って俺の手を握った。
てっきり怒鳴られると思ったから優しく握る手に戸惑って顔を上げたら相変わらず不機嫌そうにはしてたけどそこまで怒ってはなかった。
「はぁ…何でこんなことしたの」
達したばかりの気だるそうな色っぽい顔にドキッとしたけどそれどころじゃないから首を横に振って頭を冷静にさせる。
口元を拭いながらゆっくり口を開く。
「…嫌になったんでしょ?」
「え?」
やばい…泣きそうかも
涙を堪えながら不安が零れていく。
「…あれから、してくれない、のは…他の人に抱かれた俺なんて…もう、嫌なのかなって…そう思ったら、止められなくて…っ」
こんなこと言ってどうすんだ。
困らせるだけなのに…
「ごめんなさい…」
情緒不安定かってくらい心がぼろぼろでえぐえぐと泣き出してしまった。
玖音が驚いて困った顔をした。
「…はあ」
ため息をついて自分の髪をくしゃくしゃに乱す玖音。
次の瞬間ぐっと抱き寄せられて玖音の吐息が耳に掛かる。
「……玖音…?」
「違くて。…今抱いたら酷くしちゃうだろうからしたくなかった」
…?
酷く…?
抱きしめられるままに身体を預けて玖音の言葉の意味を考えた。
「正直…和くんの身体に誰かが触れたってだけでめちゃくちゃ腹立ってるから、この感情持ったまま触れたら嫉妬に任せて多分めちゃくちゃにする。…歯止め効かなくて痛いこともすると思う」
…嫉妬…
全然そんな感情表に出してなかったから気にしてないんだと思ってた。
「…だから落ち着くまでって思ってわざと離れてた。…ごめんね」
つまり俺に痛いことしたくないから、しなかったってこと?
あ…大切にしてくれてるんだ…
それがわかって胸がぎゅうぅってなって
玖音の頬に手を伸ばして触れた
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