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頬に触れるとぴくっと肩が揺れて視線が絡む。
「…いい、よ…」
なるべく目を見て心を込めて伝える。
不安そうに揺らぐ目に唇を押し付ける。
「酷くしていい…傷つけてもいいから…して?」
「…乱暴したくない」
俺のために我慢してくれてる。
レイプされて少なからず恐怖心が植え付けられてるから自分が優しくできないかもしれないからってしないでくれてる。溜まってるはずなのに…俺が思うより玖音はずっと優しい。
優しさだってわかってる。大事にされてるのもわかる。
けど…
「…こわ、くないよ…玖音なら」
ごめんね…早く触れ合いたくて仕方ないんだ…
「嫌なの、最後に残ってるのが玖音以外なんて…」
「…けど…」
戸惑ってる唇を奪うように口付けて誘う俺は狡い奴なんだろう。
「…おねがい…」
その言葉を合図に肩を押されてドサッと身体が沈んだ。
いつもより余裕がなさそうに、切羽詰まってるみたいに荒々しい目をしてた。
…大丈夫、怖くない。怖くなんかない…
首筋に歯を立てられて思い切り吸われてビクッと身体が跳ねた。
久しぶりに触れる熱い吐息、体温。
身体をなぞる手が服の間に入り込んで捲りあげた。
Tシャツを脱がされればまだ消えてないアイツの痕が残ってる身体が露になる。
「…ぁ…、…みな、いで…」
やっぱりそれを見せるのは嫌で…膝を折る。
…そういえばちゃんと見せてなかったな…
玖音がどんな顔してるかわからなくて静寂が気まずくて腕で顔を抑える。
「…ッ!」
____直後に鈍い痛みがズキっと広がった。
…噛まれた。
それも一箇所だけじゃなくて首元から胸元にその痛みがじわじわ広がっていく。
「…ぃた…ぁ!」
思わず声が漏れてしまって、多分いつもの玖音なら「大丈夫?」って辞めてくれるんだけどこの時は俺の声なんか聞こえてないみたいで俺の背中を強引に引き寄せて何度も鬱血の痕と噛み傷を刻みつけられた。
「…ぅ、…ッ」
身体を押し返してしまいそうになるのを玖音の服を握りしめて必死に耐えた。
せめて手を握りたい…そう思って伸ばした手は受け取られることはなくて宙を切るだけ。
「ん、ぅ゛…っ、くお…玖音…」
「……」
名前を呼んでも返してくれない。まるで聞こえてないみたいだった。
ただ俺の身体を掻き抱いて自分のモノだという印を付ける。
やっと触れ合えて嬉しいはずなのにどうしてだろう…
玖音の心が感じれなくて触れ合って少し心細くなった。
「ぁ…」
気がつけばズボンと一緒に下着を下ろされて後ろに触れられる。
蕩けるキスを沢山して身体中熱を巡らされて目いっぱいに甘やかしてくれる玖音はいなくて、焦ってるみたいに早急に中に指を入れようとする強引さに少しだけ腰が引けた。
「ぇ、あ、まって…っ」
正直まだ全然正気の状態だったから後ろも窄まっていて入ろうとする異物を受け入れようとしないでガチガチに緊張していた。
こんなこと初めてだ。
力抜かなきゃと思うのに出来ない…
「…ぁ、あぅ…っ!」
そうこうしてる間に無理矢理肉を掻き分けて玖音の指が入り込む。
…痛い、どうしよう…
「…っ、…ん…ぃ…ッた」
遠慮なくグチグチと掻き回す指に感じるのは快楽だけじゃなかった。
こんな乱暴な抱かれ方されたことない。
…嫌だ、やだ…
「ぁ、…ぅ、んん…っ!」
そう言いそうになった言葉を必死に飲み込んで枕に顔を埋めて耐えた。
俺がいいよって言ったんだ。
…我慢しなくちゃ…
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