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貰ったチョコレートを食べて二人で部屋でダラダラ過ごしてしばらくして俺は変な異変を感じていた。
(なんか熱い…)
「……っ…」
身体を屈めるとじわりと汗が首を伝った。
鼓動も早くなって全身に響くみたいに脈打つから苦しくて、でもそれだけじゃない。
玖音は平気そうに過ごしてるから部屋が暑いわけじゃないのに熱くて変になりそうでテーブルに置いていたグラスを取ってお茶を一気に飲み干す。
本を読んでいた玖音が俺の様子に気付いてページを閉じて俺の横に近づいてきた。
「喉乾いた?お茶持ってこようか」
「ぇ…あー…ん…」
「…汗かいてる、暑い?」
そう言って玖音の手が頬に触れた。
それだけなのに
「ッひ…ぅ!」
ビクッと身体が跳ね上がって肩を竦めてしまった。
別に突然触られたわけじゃないから驚いてってわけじゃない。触れた所から電気が流れるみたいに全身が反応して変な声まで漏れてしまった。
そして気づいた
…この感じ知ってる。…嫌な記憶しかないけど…
胸板に手を付いて押し返して少し距離をとって確信犯であろう男を睨みつけた。
「…お前…何食わせた?」
想定済みだったのかくすっと笑って離れた距離を詰められる。
「媚薬ってどんな感じ?いつもより感じやすい?」
やっぱり…!!
隠す気もないのかけろっとした顔で言うから拍子抜けだったけど…何食わせてんだよ…!!
もう空になってしまった包み紙をくしゃくしゃにして投げつけて胸板を叩く。
「っ、バカ!!変態!!」
「いたた…力強いな…」
そう言ってるけど全然効いてないみたいで笑ってた。
腹立つ…思い通りになってたまるか…!
「…っくそ…ぉ」
「ぅわ…ッ」
どん!と思い切り突き放して離れた隙に逃げようと立ち上がって駆け出す。とりあえず鍵のかかるとこ…トイレでもいい、落ち着くまでそこに…っ
ドアノブに手を伸ばしてトイレに立て篭もろうとドアを閉めかけた瞬間
「?!」
凄い力でグン!!と身体が前に引かれた。
正確には腕を引かれたというより掴んでいたドアノブが引っ張られた感覚だった。
トイレから引っ張り出されて受け止めるのは抱かれ慣れた腕の中。
抱きしめられるだけで身体からぶわっと何かが溢れるような感覚に陥る。
これホントにやばいやつだ、比じゃない…!
「やめ…っ、触んなぁ…」
「嫌。触りたい」
「んゃ…!」
にやりと嫌な感じの笑みを浮かべて首元に吸いつかれて身体がびくつく。
必死の抵抗も全然力が入らなくて押し返したくて肩に置いた手はただ震えて服を握りしめるだけで立っていられなくてその場に座り込む。
玖音の舌熱い…どうしよう、気持ちい…
「ふぅ…ッ、ん〜…っ」
「気持ちいい?」
首筋を熱くて湿った舌が這って耳元に掠れた色っぽい声が聞こえる。
腰に響いてぞくぞくしてその気にさせられるのが玖音の思惑通りだってわかってるのに抗えなくて…
「ぁう…!や、め…ッ」
服の裾から手が入り込んで来るのも与えられる刺激にもただ震えてされるがままになってた。
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