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「ぁ、やっ、…ぅう〜…ッ」
「凄…ここも真っ赤」
「ふぁあ…ッ!」
服を捲って覗いた乳首を口に含まれて軽く吸い上げられる刺激すら痛いくらい気持ちよくて腰が浮き上がる。
こんなトイレの前の廊下で…玄関近いから声聞かれるかもしれないのに何してんだって思って声を抑えたいのに手で抑えきれない吐息が漏れて身体を熱くさせる。
「ふー…っ、んッ、…んん…」
「…それいい、燃える」
「っ〜…!」
睨みつけてるだけなのに逆に火をつけてしまったらしく片方を指でコリコリ摘まれてもう片方を歯を擦り合わせる様に乳首を挟まれてイキそうになった。
目の前がチカチカする…
じわりと先走りが下着に滲んでいくのがわかる。止まんない…
抵抗する力なんてとっくになくなって与えられる快楽に身体が期待してもっとって手繰り寄せる。
けど媚薬なんて嫌な記憶しかなくてそれを玖音に使われたのがあの時を思い出して少し怖くて嫌だった。
無理矢理快楽の波にに突き落とされるあの感じが…
気がついたらきゅ…っと玖音の髪を軽く引いていた。
「…ゃ…だ」
「ん?」
「……怖い…っ」
そう言葉にしてしまったら本気で怖く感じてしまって目に涙が溜まる。
甘い雰囲気で使ったことのないそれに植え付けられてる記憶は危険な快楽。
嫌でも上り詰めさせられて何度達しても引かない波にただ身を攫われて意志とは関係ない事をしてしまう。
恋人と盛り上がるためとかそんなものだと感じたことは一度もなかった。媚薬を使われるのは犯される恐怖心を生むのに充分で情けないけど玖音に助けを求めるしかなくて…
半泣き状態の俺に様子が違うのに気づいて一旦行為を辞めてくれて正面に座って俺を覗き込んで見つめられて手を握って少しでも落ち着かせようとしてくれた。
「ぅ…ひぅ…」
「和くん聞いて」
急に真面目な空気に包まれてぼやけた視界の先の玖音を見つめた。
眉尻を下げて少しだけ悔しそうな、そんな顔。
…?
「他の人が知ってるのを和くんを知らないの嫌なの」
「……」
それは完全な独占欲の表れ。
つまり薬を使ったセックスを他の奴としてるのに自分がそれをしてないのが嫌だと…そういうこと?
…そんなの、玖音だけにしか見せてないものの方が多いのに…って思ったけど指先がゆっくり絡み合って口元に引き上げられて手の甲に口付けを落とされる。
垂れた前髪から覗く瞳が艶っぽかった。
「お願い…僕に頂戴?」
全部見せて、なんてそんな可愛いお願い聞かないわけない。
「…〜っ…」
結局惚れた弱みで玖音に甘いなあって自分でも思った。絶対狙ってる、ずるい…さっきまで強引だったくせに急にしおらしくなりやがって。
熱く火照る身体で擦れるだけで反応しそうだったからゆっくり背中に腕を回して密着する。
「…薬、使ったことあるやつ全部無理矢理で…あんまり好きじゃない、自分が無くなりそうで怖い…」
正直な思い。
だけど君が望むなら応えたいから、だから…
「……優しくて…」
精一杯の許しの言葉。
過去も全部吹っ飛ぶくらい甘やかしてくれたらきっと大丈夫。
俺が過去を気にしてる様に玖音も気にしてるみたいだからしたいことはしてあげたい。俺に出来る事なんてそれくらいだから…
だいぶ恥ずかしい事言って気持ち的にも身体的にももういっぱいいっぱいで顔をぐりぐり押し付けて甘えてみたら髪を撫でられた。
「可愛い」
「…るせ…ばか、ほんと…お前が変なの使うからだ…」
「うん、全部僕のせいにしていいよ」
ドサッとその場に寝かされて俺を見下ろして舌舐めずりをするのがエロくて期待と不安で身体が小さく反応した。
「だから任せて。うんと優しくするから…ね」
「…、…ぅ…ん」
頷いたらふっと微笑んで唇が軽く触れた。
…この時許したのを後悔するのは意外とすぐだったりした…
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