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完璧なくらい綺麗な笑顔に逆に怖くなった。
ぞく、と背筋が寒くなる。
「おー、ただいま」
へらっと気にせず返事を返すライトさん。
俺の肩を抱き寄せたまま…
はっとして慌てて離れる。
けど何故かライトさんはまた近づいてきた。
「ちょ、ライトさん!」
「なんだよ、今日は俺の誘いで来てくれたでしょ?」
「そうですけど…っ!わ、だから髪ぐしゃぐしゃにしないでください!」
「お姉さんたちもぎゅーしちゃう〜!」
ライトさんにからかわれてたらさっき俺に絡んできたべろべろに酔ってるお姉さんたちも参加してきた。
頭に腕回されて思いっきり胸元に抱き寄せられた。
「ええっ?!」
む、胸!!胸当たってますけど!!!
そんなこんなで俺はもみくちゃにされて別のキャストさんが「ここはキャバクラでもホストでもないんですよ!」って割って入ってやっと終わった…
ここにくる女はみんななんか…すごい。
(つ、疲れた…)
目立たないように端っこの席に突っ伏す。
俺をここに呼んだライトさんは結局あの人たちの相手してるし…なんで呼んだんだ…
玖音は…別のテーブルの客の相手をしてた。
ちらっと腕の隙間から後ろをみる。
「レオンくん髪サラサラだよね、何使ってるの?」
「ヒミツです」
「えー教えてよお」
「謎は多い方が魅力的でしょ?」
…完全仕事モードの『レオンさん』だ。
てゆか俺に気づいてから酒作る時しかカウンター戻ってきてないよな…
あからさまに避けられてて気持ちが沈む。
…俺って触らせなかったら玖音にとってなんとも無い存在なのかな…
当たり前だ。セフレだもん。セックスさせてくれないセフレなんて必要ない。
わかってたのに、変に優しいから、独占欲を見せられるから期待してしまったんだ…
…期待?
何を期待してたんだろう俺。
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