アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
正直な気持ち。
-
文化祭のピークもすぎて人が減っていく。
結局じっとしてると気が滅入りそうだったからシフトに入ってなかったけど屋台の手伝いに入って時間を潰してた。
顔合わせるのが怖かったから焼く係りの方に回してもらった。
今顔見たらきっとだめだ…
もう少し日を開けないといつも通りなんてできない。
振り払われた手を見てまた心がちりちり痛む。
「…はあ…」
「しょげんなよ、せっかくなんだから楽しもうぜ?」
「…悠太郎、戻ってきていいのか?まだ回れる時間あるぞ」
あの後すぐ悠太郎は俺のところに戻ってきてくれて自由時間なのに一緒に隣にいてくれた。
「こんな時に支えるのが友達ってやつよ!!まぁ…俺はのけ者にされてたけど?」
「…根に持ってんのかよ、ごめんって…」
「はは、嘘嘘!!そんな落ち込むなよ!」
バシバシって背中を叩かれて豪快に笑う悠太郎につられて笑う。
なんだかんだ一人になったらしんどかったから来てくれて嬉しかった。
「赤西!!それ焦げてる!!!」
「えっ、あっ、やべ!!」
「…何してんの全く…」
ありがとね、悠太郎。
「てか、涼は?見てないけど…」
「あー、なんか用事あるってすぐ分かれたわ」
「そっか…」
涼にも
戻ってきたら改めてお礼言わないとな…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
121 / 265