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「まだ痕残ってる」
指先で少し前に付けられた胸元の赤い痕をなぞられる。
薄くなったけどまだ消えてなかった。
「…付けすぎなんだよ、見られて大変だったんだからな」
「和くんキスマーク嫌がるよね」
「…見られたらめんどくさいし…」
そう言ったのに首筋に軽く歯を立てられてちうっと吸われた。
びっくりして思わず顔を押し退ける。
「ちょっと!?人の話聞いてた?!」
「僕のモノって印」
にこにこ嬉しそうに言うから黙ってしまう。
…ったく…
嫌なのに玖音の嬉しそうな顔が見たいからいいかな、なんて思ってしまう。
毒されてるなぁ…
ふわふわした髪の毛が頬を掠める。
…肌も髪も白いな…
(…俺も…つけたい)
横目にキスマーク付けてる玖音を見てそう思って、頬に軽く口を付けたら「ん?」って首を傾げる。
「…俺も」
言葉が少なかったけどわかってくれたみたいで、嬉しそうに笑って手を引かれて身体を起こす。
向かい合う感じになって、なんだか照れくさい。
「じゃあ、はい。和くんが脱がせて」
「…え」
「何処につけてもいいよ」
気だるげな表情で後に手をついて胡座をかいてる様が色っぽい。
なんでこんなにエロく見えるんだ…
息を呑んで、ネクタイを外してワイシャツのボタンを外していく。
露になった胸元に、ゆっくり唇を付けて
ちゅ…っと吸う音が小さく響いて、白い肌に赤い痕が咲いた。
白いから栄えるな…
自分のつけた痕に軽く口を付ける。
…自分のモノ…か、
確かに見る度に思い出して、独占されてるようなそんな気がする。
「いいでしょ?痕付けるの」
俺の考えを読んだみたいに頭を撫でて得意げに笑う。
「…ん…」
悔しいけど悪くないなって思っちゃったから素直に頷いたら満足したみたいでぎゅうっと抱きしめられる。
肌と肌が吸い付いてるみたいで心地よくて背中に腕を回す…
『っ、触んな!!!』
頭に響いた声。
ハッとして抱きつこうとしてた手を離す。
「和くん?」
服の時は気にならなかったけど今お互い素肌だし…触れてしまいそうで、また怒らせてしまうかもしれないって怖くなって不自然なくらい離れてしまった。
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