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「ちょ、ま…って!明日学校…っ」
「最近行ってたから一日くらい平気」
「お前はな?!俺はそんなサボり魔じゃない!」
「いいから」
ベットに身体が沈んで上から押さえつけられる。
そこでやっと玖音の顔をまともに見れて言葉が詰まった。
(…やべ…なんか怒ってる…!)
見下ろす顔が笑ってるけど笑ってなくて、昼間フードコートで感じた笑顔はこれの予兆だったんだと理解した。
なんだ?何した俺?
頭を回転させて考えるけど、思い当たることは一つしかなくて、恐る恐る聞いてみた。
「…あの…もしかして見てた…?」
「何のこと?」
あれ、見てない?
じゃあなんで…
悶々としてるとくいっと顎を持たれて、片方の手で頭を傾けさせられた。
そして理解する前に耳にぬるりと舌が入ってきてびくっと肩が跳ねる。
「ふ、ぁ?!」
______昼間、ユウトさんに舐められた感覚を思い出した。
やっぱり見てたんじゃ…!
他の人が触れた部分を玖音が犯すのは前にライトさんに肩を抱かれた時に噛まれたのと同じ。完全な独占欲。
ってことは話してる時だけじゃなくて耳舐められてる時も見てたってことになる。
ライトさんが触るだけでムッとするのに、ましてや俺が前関係を持ってた男に舐められたなんてことになったら怒るに決まってる。
やばい…どうしよう…
考えてるあいだも執着に舐められて吸われて、身体はだんだん熱を持っていく。
とりあえず誤解解かないと…っ
「くお、違、耳…やめ…」
「好きなんでしょ…?」
「ひ、ぁ…ッ」
それずるい、掠れた声で囁くの…身体の奥がぎゅうってなって、全身が悦ぶ。
って違う!!悦んでる場合じゃない!!
「ちが、ちがうっ、あれはたまたまってか、偶然つか、ぁ、そんなつもりなかったから…っ!」
「ちゃんと言わなきゃわかんない」
絶対わかってるのに知らないふりをする。
耳の愛撫が終わらなくて、脳に直接響いて、頭変になりそう…
「は、ぁ…っ」
やっと解放された頃にはもうクタクタになって視界が涙で霞む。
視界の先で俺も見る玖音がするりと頬を撫でて「エロい顔」と呟いた。
でもいつもの意地悪な言い方じゃなくて、冷たい声でちょっと怖くなった。
付き合い始めてからこんな風な目で見られたことなかったから不安に襲われる。
距離置いてたときのちょっと喧嘩した時の感じと似ていた…
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