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「え、あ、いや、ちょっ、待っ」
顎をクイっと持たれ
チュッと柔らかいものが唇に触れる。
「ん……」
俺は今どんな顔をしているのだろう?
変な顔をしているに違いない。
好きな人にキスされて嬉しくない人がいますか?
きっと、いないだろう。
チュッと音をたて唇は離れていく。
「恭平、可愛い……」
すぐに、また、チュッと触れる唇。
「だ、だめ」
顔をそむけようとすると顎を固定される。
すると、舌でツンツンと唇をノックされた。
言葉を発そうと口を開けると
待ちわびたかのように舌が入り込んでくる。
すぐさま、俺の舌は隼人さんの舌に絡めとられた。
「……ん、ふぅ……」
もう、何も考えられない。
ただただ、隼人さんに答える形となった。
ピチャピチャと卑猥な音をたてる。
もう、頭の中は隼人さんでいっぱいだった。
ゴリっと下半身に何かが触れる。
あれ……??
隼人さん、勃ってる…………
勃……た、勃つ!?
だ、だめ!ほんとにこれ以上はだめ!
あとに引けなくなっちゃう。
頭の片隅ではEDじゃなかったの?
もしかして、"俺"で治ったの?
と、いう疑問はありつつも
頭はどんどんと理性を取り戻していく。
同時に、タラ〜ンと糸を繋ぎ離れていく唇。
ホッとしていると
次にその唇は耳に寄せられ、ペロッと舐められる。
「ん、ふぅ……」
パッと口をおさえる。
俺、なんつー声出してんの。
だめだめ。止めなくちゃだめ。
流されちゃだめ。
ニコッと笑った隼人さん。
「恭平、ほんと可愛いね」
「は、隼人さん!!」
「何?」
「もう、やめて下さい」
「そんな上気した顔で言われても説得力ないよ?」
と、手が服の裾にかけられる。
「やめてってば!!」
ドンっと隼人さんを突き飛ばした。
「いってー……」
「隼人さん。俺、隼人さんのこと好きなのに……嫌いにならせないで下さいよ……」
目からポタポタと涙がこぼれ落ちる。
隼人さん、気づいてる?
亜美奈さんと同じことしてるんだよ……
俺は好きだから構わないんだ。
でも後々隼人さんが苦しい思いをすることになる。
あ~……流された俺も悪いんだ。
だって嫌じゃなかったもん。
正直、その先だって望んでしまう。
でも、流されて最後までいっちゃったら
この先どうなる??
隼人さんのこと本気で好きだから
セフレにはなりたくないんだよ。
俺は、それだけは嫌なんだ……
それだけは絶対に望まない。
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