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俺の日常
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「ねぇ、貴方!今度〇〇にいかない?」
「おぉ!いいな!叶多を連れていくか!」
「わーい!やったー!もしかしてあいつも連れていくの?」
「そんなことあるわけないでしょ!連れていかないわよ!」
『あんな子』
「損しかしないわ!邪魔なだけよ?」
「そうだね」
聞こえてるし…
『あんな子』…ね
はっ…笑える
お前の子供だし、だいたいそんなに嫌ならなんで産んだんだよって聞いてみたいけど聞いたところでなんの解決にもならないし、むしろ自分が傷つくだけだと思うから気にしない…
愛されていないのは分かってた
小学校の頃から両親も弟も俺をよく除け者にしてた
旅行だって3人で行って
俺は1人で留守番とかね…
褒めて欲しくて満点のテストも取ったし、授業も頑張って受けて高成績でも褒めてくれなかったし、見てもくれなくて…あの時は部屋でずっと泣いていた
「ははっ…」
1人の部屋は虚しい
寂しいよ、愛してほしい、どうして?なんて愚問だ…
必死にしがみついていたって意味が無い
諦めるしかない
俺はその事を幼い時からこの家で学んだ
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