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弱い自分
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特に今日も変わったこともなく学校が終わった
少し変わったところといえばあの生徒会長の犬宮と話したことだろう…
それにしても本当に変わったやっだった…
よくわからないやつ…
でも、話しているとどこか安心した…なんてな
あぁ…帰らなきゃいけないのか
あの居場所のない寂しい家に…
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ガチャ
「ただいま…」
「○○でねー!それがすっごく面白かったのよ!」
「そーなのかー!俺も行ってみようかな 」
「えぇ!叶多も連れていきましょう!」
楽しそうな会話だ…
俺がその会話に入ったことはないと言っていい…
まるで、俺はいないかのように…
存在しないような扱いだからたまに本当にいるのか不安になる
誰とも話さないのはとても悲しく寂しいものだ
みんな俺のこと見えているのか
いるのかいないのかすらも分からないなんて…
こんなこと考える方が馬鹿だと思うけど
本当にそう思ってしまう
誰か俺に気づいてほしい…
それが俺の中の本当の言葉
誰にも届くことの無い、言葉…
俺は自室に篭もり1人唇を噛み締めていた
血が出ても
痛くても
心の方が痛くて…
傷だらけで…
家に帰ると弱い自分が顔を出す
なんで俺のこと無視するの?
俺より叶多の方が可愛いから?
俺はいらなかったの?
ねぇ、愛してよ
答えてよ
返事してよ
無視しないで
悲しいの
寂しいの
ねぇ…
愛して
って泣きながら訴える
でもそんなこと誰にも言えないから
1人感情を潰す日々
辛い…
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