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賭け
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俺は教室に行くのがめんどくさかったからそのまま屋上へ向かった
すると、何故か後ろから犬宮がついてきた
「あれぇ?貴子くん、授業出ないの?」
「あ?当たり前だろ…あんなの受けてても意味ねぇし」
「ふーん?」
「そういうお前こそ、生徒会のくせに授業抜け出していいのかよ?」
「( -ω- `)フッ…僕たち生徒会は出なくても免除してくれる制度があるのさo(`・ω´・+o) ドヤァ…!」
うわぁ…うっざ…
「チートじゃねぇか…」
「あはは!それは言えてる笑」
「…なんだこいつ…」
「もー!冷たいなぁ!」
「…」
「ねぇねぇ!」
「んだよ?」
「貴子くんってさ、喧嘩強いの?」
「あ?…さぁな?よくわかんねぇな」
「へー?」
「じゃあさ!僕と勝負しない?」
「は?何言ってんだよ…」
「だーかーらー!僕とタイマン張らない?って言ってるの!」
「なんでお前と…だいたい何がしたいんだよお前は」
「うーん…ただ君が強いのか知りたいだけだよ!」
「訳わかんねぇ…」
「ねぇ!嫌なの?」
「いや、別にいいけどよ」
こいつ見た目ひょろひょろだけどな…
でも、俺よりも身長が高いから…俺の方が少し不利だな…
よりによってなんでこんなに身長が低いんだ…
でも、喧嘩は正直強いと思う
中学の頃負けたことが一回もなかったから
「やったー!でも、貴子くんって身長すごく低いよね?なのになんでそんなに不良なの?」
ピキっ
「うっせぇな!!お前には関係ないだろ!」
「なんか栄養失調のせいな気もしちゃうんだよね?
うーん…例えば!幼い頃に親から虐待受けててご飯をまともに食べさせてもらえなかった…とかね!」
…
何なんだ…こいつ
俺の古傷を抉ってくる
トラウマが…
「関係ねぇ…お前一旦黙れ」
「えー?わかったよー」
「じゃあ、早速やろっか!」
「え?」
「あ、ただ勝ち負け決めるだけじゃつまらないからさ!
条件だそうよ!」
「…」
「君が勝ったら僕はもう君に関わらない…でも、君が負けた場合は僕と遊んでもらう!って言うのは?」
「…別にいいぜ」
「よしっ!決まり!」
遊ぶって…子供かよ
でも…
いや、
少しだけ楽しみだったり…
なんてな…
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